●本位【ホンイ】
デジタル大辞泉
ほん‐い〔‐ヰ〕【本位】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
精選版 日本国語大辞典
ほん‐い ‥ヰ【本位】
〘名〙
① もとの位。以前の位階。
※続日本紀‐天平一八年(746)閏九月乙酉「无位塩焼王授二本位正四位下一」
② 勲位に対して、常の位階。文位。
※神皇正統記(1339‐43)下「つねの官位のほかに勲位といふしなをおきて又本位ある人、これを兼ねたるも有るべし」
③ もといた場所。原位置。
※御堂関白記‐寛仁二年(1018)正月三日「進奉加御冠、退従廂行西立本位」
④ 判断や行動をするときに中心とする基準。
※文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉一「相対して重と定り善と定りたるものを議論の本位と名く」
⑤ 江戸時代、遊女の最高位の者。太夫。松の位。
※浮世草子・好色床談義(1689)五「松とも太夫とも左馬とも、其外上官、本位、松職、高躰抔いへり」
⑥ 「ほんいかへい(本位貨幣)」の略。
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「本位」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●本位の関連情報