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本貫【ほんがん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

本貫
ほんがん
「ほんかん」とも読む。律令制時代の戸籍制度上の本籍 (戸籍につけてある国) をさす。律令制下,すべての人間は戸籍に記載され,移住できない原則であったから,戸籍の記載と居住者は一致していた。したがって課役忌避の浮浪人などは本に還付する制があったが,霊亀1 (715) 年の土断の (→土断 ) 以後逃亡先の戸籍に編入することが認められた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ほん‐がん〔‐グワン〕【本貫】
《「ほんかん」とも》律令制で、戸籍に記載された土地。転じて、本籍地。出身地。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

ほんがん【本貫】
本籍,本籍地のこと。〈ほんかん〉ともいう。律令の制度で戸籍に記載された土地の義。転じて出身地をいう。《令義解(りようのぎげ)》賦役令,赴役身死条に〈およそ丁匠役に赴き身死せば()並びに路次に埋殯し(略)を立て幷せて本貫に告げよ〉とあり,《続日本紀》和銅4年(711)5月条に〈主に違いを失はば即ち其の位を追い,これを本貫に返せ〉,《類聚三代格》天平勝宝4年(752)11月16日の太政官符に〈諸司故なく上らざれば本貫に放ち還すこと〉等とあり,本貫は本籍地をさすことがわかる。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

本貫
ほんがん

「ほんかん」とも読む。本籍・本籍地のこと。律令(りつりょう)制下では戸籍に記された土地。律令国家は公民を支配するにあたって、その本来の居住地を本貫と定め、その地(いずれかの国・郡・里に属する)の戸籍に登録し、その地で口分田(くぶんでん)を与えて定住させた。そして、そのうえで租庸調(そようちょう)を徴収し、徭役(ようえき)労働を賦課した。律令国家は、公民を本貫に縛り付けておくことによって成り立っていたので、公民が本貫を離れてかってに移動することを厳禁した。また、近隣の五戸をもって構成する五保(ごほ)の制を設けて、相互に監視させ、旅に出る場合には同保に告知させるなど、種々の逃亡防止の対策をも講じた。しかし8世紀初めの平城京造営のころには、早くも浮浪・逃亡が大量に発生しており、この本貫を離れた「浮浪人」が、やがて律令国家の公民支配体制を破綻(はたん)させる大きな要因となった。

[村山光一]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ほん‐がん ‥グヮン【本貫】
〘名〙 (「ほんかん」とも) 令制で、戸籍に記載された土地。転じて、出身地。本籍。本籍地。〔令義解(718)〕 〔金史‐曹望之伝〕

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