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李夢陽【りぼうよう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

李夢陽
りぼうよう
Li Meng-yang
[生]成化8(1472)
[没]嘉靖8(1529)
中国,明の文学者。慶陽 (甘粛省) の人。字,献吉。号,空同子。弘治7 (1494) 年進士に及第,剛直な人であったため,しばしば権力者と衝突し,左遷,投獄された。特に権臣劉瑾 (りゅうきん) に命をねらわれたが,友人の尽力で救われた。劉瑾が誅せられて,江西提学副使となったが,やはり上役と衝突,停職処分を受け郷里に帰り,余生を過した。初め李東陽に師事したが,その進退にあきたらず門を離れ,東陽の格調説をさらに徹底させて「文は盛唐」に局限して模範とすべきであると主張何景明とともに「前七子」の指導者として文壇を制した。主著『空同子集』 (66巻) 。

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デジタル大辞泉

り‐ぼうよう〔‐ボウヤウ〕【李夢陽】
[1472~1529]中国、代の詩人慶陽甘粛省)の人。字(あざな)は献吉(けんきつ)。号、空同(くうどう)。復古説を提唱し、秦漢の文と盛唐の詩をとすべしと主張。古詩に優れた作が多い。前七子の一人。「空同集」。りむよう。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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り‐むよう〔‐ムヤウ〕【李夢陽】

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世界大百科事典 第2版

りぼうよう【李夢陽 Lǐ Mèng yáng】
1472‐1529
中国,明の文人。字は献吉,空同子と号す。甘粛慶陽の人。弘治6年(1493)の進士。劉瑾(りゆうきん)を弾劾して投獄されたが,劉瑾の失脚後,1511年(正徳6)に江西提学副使となった。何景明,徐禎卿らと〈前七子〉あるいは〈正徳の七子〉と称せられる(七子)。〈文は秦漢,詩は盛唐〉を標榜して,模範とする時代と人とに似せて作ることによって,文学の“格調”を得られると説いた。江西提学副使のとき,何景明と手紙で論争し,李夢陽は古めかしい表現の文学を理想とし,何景明は新しくみずみずしい表現の文学を理想とした。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

李夢陽
りぼうよう
(1475―1531)

中国、明(みん)中期の詩人。字(あざな)は献吉(けんきつ)。号は空同。慶陽(陝西(せんせい)省)の人。1493年(弘治6)の進士。官僚としては、その直情径行のゆえに、至る所で衝突し、何度も投獄、左遷されたが、そのためますます有名になった。文学では、李東陽の門人としてその影響を受け、彼の主張をより鮮明にした復古主義を呼号とした。前七子(ぜんしちし)の指導者として、詩文壇を秦(しん)漢の文、盛唐の詩を最高の規範とする運動に巻き込み、以後100年の文学はすべて、この潮流に支配されてしまう。しかしあげくのはては、表面的な古人の模倣に陥り、雄渾(ゆうこん)壮大な措辞もしばしば観念的で、空疎な響きをもつと評される。著に『空同集』がある。伝は『明史』文苑(ぶんえん)伝二に記される。

[福本雅一]

『吉川幸次郎著『中国詩人選二集2』(1963・岩波書店)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

り‐むよう ‥ムヤウ【李夢陽】
中国明の詩人。字は献吉。号は空同子。慶陽(甘粛省)の人。師の李東陽の格調説を拡大し、「文は秦漢、詩は盛唐」を文学の規範とし、それを模倣することを主張、古文辞派と呼ばれる一派を形成し、文壇に大きな勢力をもった。著に「空同子集」。(一四七二‐一五二九

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