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李悝【りかい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

李悝
りかい
Li Kui; Li K`uei
中国,戦国時代の政治家,法家李克ともいう。文侯 (在位前 445~396) に仕え,丞相として業績をあげた。豊年には国家が余剰農作物を買入れて穀価低下を防ぎ,凶作の年にそれを安価で販売させる平糴 (へいてき) 法や,農業生産力の増加をはかった「地力を尽す法」などを行い,魏の富国強兵政策に貢献した。『法経』という法律書を編集したと伝えられる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

りかい【李悝 Lǐ Kuī】
中国,戦国時代,魏の文侯(前4世紀初め)に仕えた政治家。生没年不詳。李克ともいう(別人説もある)。農業生産向上のための〈地力を尽くす〉の政策を文侯に説き,また穀物価格を統制し飢饉に備えるために常平倉先駆のような制度を考案した。さらに諸国の法を整理して《法経》6編を編纂したといわれる。これは商鞅(しようおう)から蕭何(しようか)へと継承される中国法典の原点といえるものであるが,その実在をめぐっては論議が分かれている。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

李悝
りかい

生没年不詳。中国、戦国時代初期の政治家、法律家。魏(ぎ)の文侯(在位前445~前396)に仕え、その経済政策によって魏国を富強にしたといわれる。まず、「地力を尽くすの教(おしえ)」を唱え、土地の開拓、数種の穀物の同時播種(はしゅ)、空閑地の利用などの方策を実行して農業生産を高めた。また、「平糴(へいてき)法」によって穀物価格の調節を行い、農民とともに都市住民の生活の安定を図った。一方、諸国の法を参照して『法経』六編をつくったとされる。この法は、商鞅(しょうおう)が秦(しん)国に実施して以来、秦、漢二朝に受け継がれ、秦律、漢律はそれを基礎に編纂(へんさん)されたものといわれる。なお、孔子の弟子の子夏の弟子で、中山国の宰相となった李克(りこく)を同一人物とする説があるが、疑わしい。

[江村治樹 2015年12月14日]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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