@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

材木座【ざいもくざ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

材木座
ざいもくざ
神奈川県南東部,鎌倉市南東部の地区。鎌倉時代に7の1つ材木座がおかれたことが地名起源相模湾の小入江の湾奥,滑川左岸にあり,中心市街地の南東部にあたる。鎌倉時代には港が築かれて和賀江 (わかえ) と呼ばれ,諸国から船が集った。港の跡は和賀江嶋として残り,史跡に指定されている。海岸砂浜をなし,夏季海水浴場としてにぎわう。南部光明寺は浄土宗関東大本山で,10月 12~15日のお十夜念仏には関東一円から信者が集る。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

材木座
ざいもくざ
鎌倉,室町時代材木商人の結成した専売組合。京都,奈良邸宅や社寺建築用に,丹波から京都へ向け保津川を下る材木集散に便利な京都堀川や,伊賀からの奈良向け材木の集散地である木津川畔の山城木津には,材木商人が集住,座を結成した。前者は祇園社に,後者は興福寺に所属した。座の結成に伴い,材木の仲買取引を扱う問丸が発生し,のちの材木問屋に発展した。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ざいもく‐ざ【材木座】
中世、営業独占権を認められていた材木商の組合。京都堀川の座、鎌倉の材木座などが有名。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ざいもくざ【材木座】
中世,京都など都市や地方で材木の特権的な取引に従事していた商人団木屋座とも称した。京都堀川,木津,奈良,鎌倉,など主要都市にその成立が確認される。京都堀川は平安末期には諸国から搬入された材木の交易場としてにぎわったが,座の成立を確認できるのは南北朝時代である。彼らは祇園社を本所とする神人(じにん)で,左方・右方の二つの組織に分かれており,室町時代には丹波,近江美濃安芸,四国方面から送られてくる材木の特権的取引を行った。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

ざいもくざ【材木座】
神奈川県鎌倉市の南東部,相模湾に面する地区。滑(なめり)川の河口から飯島崎に至る約1.5kmの海岸部で,西は由比ヶ浜に続く。地名は鎌倉時代に材木取引の場として設置された材木座に由来する。南東海上にある和賀江島(史)は1232年(貞永1)に築かれた港の跡で,当時の商業港としての繁栄ぶりがうかがわれる。海岸沿いに湘南道路が走り,夏季は海水浴場としてにぎわう。付近に浄土宗大本山光明寺がある。【伊倉 退蔵】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ざいもくざ【材木座】
中世の材木商の同業組合。営業独占権を有した。山城木津・京都堀川などが有名。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

材木座
ざいもくざ
中世の材木商人の同業者組合。木屋座(きやざ)・榑座(くれざ)ともいい、材木の営業独占権をもった。木材の商品化は平安時代末期から始まり、材木座は材木の消費都市・集散地である京都堀川(ほりかわ)・木津(きづ)(京都府木津川市)・奈良・堺・鎌倉などに成立した。京都堀川は、丹波材の集散地であり、早くから材木交易の地として賑わった。この地に祇園社を本所(ほんじょ)とする神人(じにん)の材木座は南北朝期に成立し、洛中の材木商売を独占した。また、祇園会の神輿のための浮橋架設の義務を負った。木津は、古代より各寺院の木屋所が設けられ、木屋預(きやあずかり)・木守(きもり)・寄人(よりうど)等が材木を取り扱っていた。鎌倉時代中期には、興福寺一乗院の所管である西御塔寄人によって材木座が木津に成立した。室町時代、伊賀のみならず四国及び瀬戸内海沿岸各港から運び出される材木は、木津にて陸揚げされ、京都方面への販売と奈良の振売(ふりうり)を営業とするものがあった。[松井吉昭]
『『豊田武著作集 第1巻 座の研究』(1982・吉川弘文館)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ざいもく‐ざ【材木座】
[1] 〘名〙
① 中世、営業特権を認められた材木商の仲間。中世初期に発生。興福寺一乗院に属する山城木津の三座、祇園社神人の京都堀川の座、鎌倉の材木座などが有名であった。木屋座。
※大乗院寺社雑事記‐寛正六年(1465)六月一六日「木津材木座与筒井披官人材木売京上檜皮事相論」
② 江戸時代、①の後身にあたる材木の問屋をいう。
※人情本・春色梅児誉美(1832‐33)四「藤さんは千葉の材木座(ザイモクザ)で第一ばんの福有(ぶげん)人」
[2] 神奈川県鎌倉市の地名。滑川(なめりがわ)東側の海岸にある。鎌倉時代に和賀江湊があり、材木の陸揚げが多かったところからの名。海水浴場として有名。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

材木座」の用語解説はコトバンクが提供しています。

材木座の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation