●東京湾【とうきょうわん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
東京湾
とうきょうわん
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朝日新聞掲載「キーワード」
東京湾
(2009-12-25 朝日新聞 朝刊 首都圏 県版マリオン)
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デジタル大辞泉
とうきょう‐わん〔トウキヤウ‐〕【東京湾】
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デジタル大辞泉プラス
東京湾
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世界大百科事典 第2版
とうきょうわん【東京湾】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
東京湾
とうきょうわん
関東地方南部、房総半島と三浦半島に囲まれた太平洋側の海湾。広義には房総半島西端の洲崎(すのさき)と三浦半島の剱崎(つるぎさき)を結ぶ線以北の水域、約1500平方キロメートルをいう。しかし、狭義には富津(ふっつ)岬と横須賀(よこすか)市の勝力崎(かつりきざき)を結ぶ線以北の内湾(ないわん)、約1100平方キロメートルの水域をいい、それ以南の浦賀水道は除かれる。湾岸のうち、西部は東京都と神奈川県に、東部は千葉県に属するが、首都東京を中心として工業が進展し、日本最大の京浜工業地帯を形成、湾岸は世界有数の貿易港地域となっている。また人口の集中も著しく、2000万人を超す過密地域となっている。
[沢田 清]
地形
富津岬と横浜市の本牧岬(ほんもくみさき)の中間は中ノ瀬(なかのせ)とよばれ、20メートルぐらいの水深であり、これ以北は水深40メートル以内で、海底地形も単純である。海岸は洪積台地のため、波食による侵食作用が強く働き、堆積(たいせき)の地形となり海岸線は滑らかである。水深5メートル以下は砂質で、とくに海岸線から沖合い1~2キロメートル、水深1~2メートルの浅海は、貝やノリの養殖地として好適な環境であった。水深5メートル以内は海底の砂を使って埋め立てることが容易であり、現在では、埋立てによる人工地形の海岸線に変化している。一方、富津岬、本牧岬以南は、水深が大きく、観音崎海底水道(古東京川)と東京海底谷とよぶ二つの海底谷があり、水深は40メートル以上で、久里浜(くりはま)沖で100メートル、さらに相模(さがみ)湾底の1000メートルまで続いている。この谷に合流する小さな沈水谷はリアス式海岸を形成し、第三紀層の地質と大きな川がないことから堆積作用は進まず、侵食の地形を示している。この自然の入り江が良港として早くから利用されたが、現在では埋立地の人工港のほうが活況を呈している。
[沢田 清]
湾岸の産業
東京湾は約300年前に漁業地として開発されたが、明治初期ころから漁業は衰え、ノリと貝類の養殖地となり、沿岸は海水浴場となった。また、多摩・隅田・江戸・養老・小櫃(おびつ)・小糸川などの諸川の三角州は水田地帯、台地は畑作地帯であった。しかし、京浜工業地帯の成立で、西岸の農・漁業地帯や海水浴場は消滅し、さらに北東岸も1955年(昭和30)以後、京葉工業地域が形成され、鉄鋼、石油化学など素材工業の大規模な近代工場の立地によって、農・漁業地帯から工業地帯へと大きく転換した。西岸の川崎・横浜の臨海工業地域は、同じ素材工業を主としているが、東京および内陸部は組立ておよび消費財工業が発達している。横浜港・東京港は輸出入とも多いのに対し、川崎港・千葉港は原料の輸入を主とし、四港合計して日本の約3分の1の貿易額を占める。港湾の安全と湾岸の連絡、再開発のため、東京湾岸道路(延長約160キロメートル、首都高速湾岸線は開通)、東京湾横断道路(延長約15キロメートル)、湾口部横断道路(延長約10キロメートル)が計画中で、そのうち川崎―木更津間の東京湾横断道路(一般公募で名称は東京湾アクアラインとなった)は、1997年(平成9)に開通、川崎からの9.5キロメートルは海底トンネルである。
[沢田 清]
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精選版 日本国語大辞典
とうきょう‐わん トウキャウ‥【東京湾】
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トンキン‐わん【東京湾】
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