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東密【とうみつ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

東密
とうみつ
空海の伝えた密教をいう。この名の起りは真言宗の根本道場である東寺 (京都の教王護国寺 ) にある。東密の特徴は,(1) 大日如来を主尊とし,大日如来と釈尊とを別体とする。 (2) 『金剛頂経』よりは『大日経』を重んじる。 (3) 愛染明王法を最も重要な法とする。 (4) 法門の相承は両部に通じたものとする。 (5) 神道両部神道立場を取る,などである。これに対して最澄の伝えた密教を台密 (たいみつ) と称する。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

とう‐みつ【東密】
空海の伝えた密教真言宗をさす。京都の東寺(教王護国寺)に興ったのでこうよび、天台宗台密に対していう。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

とうみつ【東密】

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

東密
とうみつ

京都・東寺(とうじ)(教王護国寺)を根本道場とした真言(しんごん)密教(真言宗)。比叡山(ひえいざん)の天台宗の密教を台密(たいみつ)というのに対し、東寺の密教の意味で、主として実修面(事相)から東密という。823年(弘仁14)空海は嵯峨(さが)帝から東寺を給預され、以後、東密は京都、紀州(和歌山県)高野山(こうやさん)に広がった。空海の密教の実修面は実慧(じちえ)・真紹(しんしょう)・宗叡(しゅえい)に、他方は真雅(しんが)・真然(しんぜん)にと伝わり、これらの流れは源仁(げんにん)によって統合された。源仁門下に益信(やくしん)・聖宝(しょうぼう)が出て、益信の法流は宇多(うだ)法皇・寛空(かんくう)・寛朝に伝えられ、寛朝は京都・広沢(ひろさわ)に遍照寺(へんじょうじ)を建立して広沢流の祖となる。これは仁和(にんな)寺系の東密である。聖宝の流れは仁海(にんがい)が京都・小野に曼荼羅寺(まんだらじ)を建立して小野流の祖となる。これは醍醐(だいご)寺系の東密である。これらを野沢(やたく)二流といい、それぞれ六派に分かれたので野沢根本十二流という。その後、小野流に二十派、広沢流に四派が分流したので、鎌倉時代には東密三十六流とよばれた。このほか、高野山には中院流、持明院(じみょういん)流があり、総じて七十余流になった。

[宮坂宥勝]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

とう‐みつ【東密】
〘名〙 仏語。京都の東寺(教王護国寺)を真言道場とする密教の称。空海を開祖とする真言宗をさし、天台の密教である台密に対していう。
※元亨釈書(1322)二七「延暦之末、伝教弘法一時異受、故有台密、有東密

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社日本史事典 三訂版

東密
とうみつ
真言宗の密教
密教は元来真言宗のみであったが,天台宗が密教化するに及んで,その台密に対し,東寺を根本道場とすることから東密と称された。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
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