●松尾芭蕉【まつお ばしょう】
美術人名辞典
松尾芭蕉
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デジタル大辞泉
まつお‐ばしょう〔まつをバセウ〕【松尾芭蕉】
[補説]忌日となる陰暦10月12日は、芭蕉忌のほか時雨忌(しぐれき)、翁忌(おきなき)、桃青忌(とうせいき)ともいう。
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus
松尾芭蕉 まつお-ばしょう
正保(しょうほ)元年生まれ。京都で北村季吟(きぎん)にまなぶ。江戸にでて宗匠となり,延宝8年深川に芭蕉庵をむすぶ。貞享(じょうきょう)元年の「甲子吟行(かっしぎんこう)」「野ざらし紀行」をはじめ「笈(おい)の小文」「おくのほそ道」などの旅をへて,不易流行の思想,わび・さび・軽みなどの蕉風にたどりつく。作句は没後,「冬の日」「猿蓑(さるみの)」「炭俵」などの七部集にまとめられた。元禄(げんろく)7年10月12日旅先の大坂で病死。51歳。命日を時雨忌という。伊賀(いが)(三重県)出身。名は宗房。通称は忠右衛門。別号に桃青(とうせい),坐興庵,栩々斎(くくさい),花桃園など。
【格言など】春に百花あり秋に月あり,夏に涼風あり冬に雪あり。すなわちこれ人間の好時節
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世界大百科事典 第2版
まつおばしょう【松尾芭蕉】
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
松尾芭蕉
まつおばしょう
[没]元禄7(1694).10.12. 大坂
江戸時代前期~中期の俳人。本名,宗房。幼名,金作。通称,甚七郎または忠右衛門。別号,桃青,釣月軒,泊船堂,夭々軒,芭蕉洞,風羅坊。一説に伊賀国柘植 (つげ) の出生という。士分待遇の農家の出身で,伊賀上野の藤堂良忠 (蝉吟) に仕え,良忠とともに北村季吟に俳諧を学んだ。寛文6 (1666) 年の良忠没後致仕し,一時京都に遊学したともいう。同 12年郷里の天満宮に句合『貝おほひ』を奉納,江戸に下った。延宝期は談林俳諧に傾倒したが,杉風,其角,嵐雪などの門人もでき宗匠として独立。延宝8 (80) 年深川の芭蕉庵に隠棲し,そこで従来の談林の俳風をこえて,蕉風俳諧を創始。また各地を旅行して『野ざらし紀行』をはじめ『更科紀行』 (88) ,『奥の細道』など多くの名句と紀行文を残した。句集は『俳諧七部集』に収められる。そのほか俳文『幻住庵記』 (90) ,日記『嵯峨日記』 (91) などがある。
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事典・日本の観光資源
松尾芭蕉
「伊賀のたからもの100選」指定の観光名所。
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精選版 日本国語大辞典
まつお‐ばしょう【松尾芭蕉】
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旺文社日本史事典 三訂版
松尾芭蕉
まつおばしょう
江戸前期の俳人
名は宗房 (むねふさ) ,別号は桃青・風羅坊など。伊賀(三重県)上野の生まれ。もと伊賀上野の藤堂藩士。武士身分を捨てて町人の世界に入った。江戸で談林派などの俳諧を学び,のち「さび」「しおり」「細み」などを根本理念とした蕉風を開拓。俳諧を芸術として確立した。蕉門十哲をはじめ,多くのすぐれた門弟を輩出させ,各地に旅し,名句と紀行文を残した。その句風は『猿蓑』など「芭蕉七部集」にうかがうことができる。紀行文では『奥の細道』が著名。
出典:旺文社日本史事典 三訂版
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日本大百科全書(ニッポニカ)
松尾芭蕉
まつおばしょう
→芭蕉
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