●枝打ち【エダウチ】
デジタル大辞泉
えだ‐うち【枝打ち】
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えだうち【枝打ち pruning】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
枝打ち
えだうち
節のない良質の建築用材をつくるため、立木(りゅうぼく)の枯れ枝や生枝の一部を幹の付け根付近で切り落とすこと。樹木の成長休止期に、樹皮をはいだり幹を傷つけたりしないようにしながら、鉈(なた)や鋸(のこぎり)、斧(おの)などで行う。枝の打ち跡を早く巻き込むように、できるだけ幹に接して切り落とすとよい。林が成長すると枝葉が茂り合って陽光を遮り、下の枝は光が不足して枯れてくる。枯れ枝や下の生枝をそのままつけておくと節の多い材ができる。節の少ない製材用材をつくるには、これらの枝を若いときからしばしば取り除く必要がある。また生枝を上のほうまで強く枝打ちすると、幹の元と末との太さの差が少ない材をつくることができる。良質の建築用材を生産するためには枝打ちは不可欠な技術とされるが、経費もかさむので、樹種や生産の目的により計画的に行う必要がある。枝打ちは、山火事や病虫害発生の予防にも役だつとともに、林内を明るくして下層植生を豊かにし、林地保全にもプラス効果をもたらす。またスギやヒノキについては花粉症対策の一助にもなる。
[蜂屋欣二・藤森隆郎]
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