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柱頭【ちゅうとう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

柱頭
ちゅうとう
capital
建築用語。の最上部にある刳形 (くりかた) 。アーキトレーブを広い面積で支え,建築上部の重みをやわらげて柱身に伝達するという力学的な意味と美的,装飾的意味とをもつ。柱頭の装飾様式は,時代と地域によって異なる。エジプトではロータスパピルスパルメットの花を様式化した柱頭のものが多い。ギリシアでは平鉢形のエキノスをもつ簡素なドーリス式,渦巻形を左右前後に組合せた優美なイオニア式アカンサスの葉を様式化した華麗なコリント式の3つの柱頭がある。ローマではイオニア式とコリント式を混合して組合せたコンポジット式が採用された。さらに中世キリスト教時代には,ビザンチン建築では複雑な草花の装飾を施したじょうご形,ロマネスク建築では骰子 (とうし) 形,方円形が多く,ゴシック建築では高脚杯形が一般的となっている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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柱頭
ちゅうとう
stigma
めしべの先端をいう。表面に,花粉をとらえるための粘液花粉管発芽に役立つ水分を分泌していることも多い。

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デジタル大辞泉

ちゅう‐とう【柱頭】
柱の最上部。西洋古典建築では独特の刳形(くりがた)と彫刻とがある。
雌しべの先端部。粘液を分泌して花粉を受ける。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

ちゅうとう【柱頭 capital】
柱とそれが支持するものとの間に設けられる部材キャピタルともいう。柱頭はとくに石造建築で発達した。これは上からの荷重を細い柱に安全に伝達させる役割をもち,一般に頂部を切断した円錐角錐を倒立させ,その上に正方形や円形の厚い頂板をのせた形に作られる。柱頭は視覚上重要な部材なので,各種のモールディング(刳形)や文様を刻み,動植物彫刻などで飾られた。 柱頭の形状は地域と時代によって多様に変化している。古代エジプトでは,ハスの花,パピルス,ヤシの葉などをモティーフとして,それぞれロータス形(鐘形),パピルス形,パルメット形のほか,小神殿をいただくハトホル神の頭部など各種の柱頭を使用した。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ちゅうとう【柱頭】
柱の頭部。西洋建築では各時代・各様式ごとに特色ある意匠の彫刻が施されている。キャピタル。 → オーダー
雌しべの先端。粘液を分泌し、花粉の付着する部分。 → 花式図

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

柱頭
ちゅうとう
被子植物では胚珠(はいしゅ)は雌しべの子房内に生じるため、裸子植物のように直接に花粉を受けることができず、雌しべの一部がかわって花粉を受ける。この部分を柱頭といい、普通、腺毛(せんもう)が生えて粘液を分泌し、これに花粉が付着して発芽する。位置や形にはかなり変化があり、多くは雌しべの先端部にあるが、しばしば花柱に沿って伸びる。デゲネリヤやドリミスの雌しべでは、二つ折りになった心皮の合せ目全体が柱頭になる。ラン科では大きな花粉塊を受け取るため、柱頭の部分はくぼんでいる。また、サギゴケの柱頭の部分は二裂しているが、花粉がつくと閉じる。[田村道夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ちゅう‐とう【柱頭】
〘名〙
① 柱の上。特に、西洋建築の柱の上端。柱と梁の接する部分で、西洋建築の様式を見わけるのによく用いられ、様式ごとに特徴の異なる彫刻が見られる。キャピタル。
※侏儒の言葉(1923‐27)〈芥川龍之介〉好悪「或は柱頭の苦行を喜び、或は火裏の殉教を愛した基督教の聖人たち」
② 被子植物の雌しべの先端部分。一般には受粉の際花粉がつきやすいように粘液を分泌するなど特殊化がみられる。〔植学啓原(1833)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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