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核家族【かくかぞく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

核家族
かくかぞく
nuclear family
(1) 夫婦とその未婚子女,(2) 婦のみ,(3) 父親または母親とその未婚の子女,のいずれかからなる家族。上記のほか,単身者を加えるもある。アメリカ合衆国人類学者ジョージ・P.マードックが,伝統的な生活を送る 250の社会を分析し,どんな複雑な族も (1)の形態単位としており,人類に普遍的な集団といえると考え,1949年に核家族という用語を使い始めた。したがって核家族は (1)を基本型とし,その過渡的形態としての (2),父母どちらかがいない状態の (3)が含まれる。対立する概念拡大家族である。日本では,第2次世界大戦後,都市部への人口集中の過程で核家族化が進行したとされる。国勢調査の結果によると,核家族世帯数は 21世紀初めにおいても増加傾向が続いたが,その割合は 1980年の調査の 60.3%をピークとして,以降は単独世帯の増加に伴い漸減している。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

かく‐かぞく【核家族】
nuclear family》ひと組の夫婦とその未婚の子供からなる家族。家族の基礎単位とされる。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典

核家族
 夫婦とその未婚の子で構成される家族.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

かくかぞく【核家族 nuclear family】
夫婦とその未婚の子からなる家族。nuclear family(核家族)という語は,アメリカの文化人類学者G.P.マードックがその著書《社会構造論》(1949)で初めて用いた。彼は未開社会の家族の研究結果から,社会集団の基礎単位として普遍的に存在している〈核家族〉に注目した。この核家族は単独,あるいは二つ以上の複合した形で存在しており,複合形態は,(1)複数により共有される夫あるいはを介してに結合した複婚家族と,(2)親の核家族と既婚子の核家族がに結合した拡大家族とに区別されるとした。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

核家族
かくかぞく
nuclear family

夫婦と未婚の子だけからなる家族。アメリカの人類学者マードックの用語から生まれた。日常的には「核家族化」などの用法で知られているが、マードック自身はまったく別の角度から「核家族普遍説」を唱えて学界の注目をひいた。まず後者についてであるが、彼は、250の人間社会を比較検討し、核家族がそれ自体として存在することはもちろん、一夫多妻などの複婚家族、親夫婦・子夫婦同居などの拡大家族も、いわば分子としての核家族の集合体であり、その意味で核家族が、地域、時代を超えた普遍的な家族の構成要素であると主張した。今日では、こうした主張が妥当しないことが多様な家族形態の存在から実証されてきている。特定の家族形態を普遍的とすることで、その他の形態を逸脱とみなしてしまう危険性もある。

 これとは別に、先に述べた社会現象としての核家族化が今日の社会問題となっている。晩婚化や非婚化による未婚単身生活者の増大や高齢者のひとり暮らし、あるいは高齢の夫婦のみの世帯の増大、さらに離婚の増大などによる父子家庭や母子家庭の増大、加えて共働き夫婦や無子夫婦の増大など、今日では核家族形態の家族が標準的家族といえないほど多様化してきている。それだけに子育てや高齢者介護など、かつては家族の責任で果たされてきた事柄が、今日では社会や地域の重要な福祉問題になっている。

[増田光吉・野々山久也]

『G・P・マードック著、内藤莞爾監訳『社会構造』(1978・新泉社)』『匠雅音著『核家族から単家族へ』(1997・丸善)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

かく‐かぞく【核家族】
〘名〙 一組の夫婦、あるいは夫婦と未婚の子女からなる家族。すべての家族の形式の基礎的単位であるとされる。核心家族。個別家族。
※恍惚の人(1972)〈有吉佐和子〉六「核家族という言葉がある。昭子の場合は共働きであるのと茂造が人一倍気難かしかった為と両方で、世間の風潮通りの核分裂をしていたのだが」

出典:精選版 日本国語大辞典
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