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根本【ねほん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

根本
ねほん
(1) 歌舞伎狂言本の関西での称。 (2) 絵入り根本の別称。多く京坂で版行された挿絵入りの歌舞伎狂言本で,多少の省略はあるが,形式は脚本と同じで,舞台書,せりふ,ト書から成る。大きさは半紙判で普通6~7冊,多いものは 10冊に及ぶ。挿絵は上方風の役者似顔絵で数葉入っている。安永6 (1777) 年刊の『伽羅先代萩 (めいぼくせんだい) 』が最初といわれるが,天明期から次第に発達し,化政期 (1804~30) に頂点に達し,明治初年まで百数十種が版行された。江戸では正本製 (しょうほんじたて) という脚本風に書いた草双紙が流行したが,根本はあまり刊行されなかった。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

こん‐ぽん【根本】
[名]《古くは「こんぼん」》
物事が成り立っている基礎になるもの。おおもと。「生き方の根本にかかわる問題」「考え方が根本から違う」「問題の根本は別のところにある」
物事のおこり。
「世の乱れ初めける―は」〈平家・一〉
[副]もともと。本来。
「末広がりといふは、―扇のことぢゃ」〈和泉流狂末広がり

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ね‐ほん【根本】
京坂で、歌舞伎正本(しょうほん)(脚本)のこと。
絵入り根本」の

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ねもと【根本】[姓氏]

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世界大百科事典 第2版

ねほん【根本】

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

根本
ねほん

歌舞伎(かぶき)に関する書物の一種。江戸中期から後期にかけての京坂で、脚本の内容をアレンジして記載し、挿絵を加えて刊行したもの。絵入(えいり)根本ともいう。体裁は半紙本で7冊から10冊程度。本文は台帳(台本)と同様に台詞(せりふ)・ト書(とがき)・舞台書きなどからなり、挿絵は役者の似顔絵で、墨摺(すみずり)が主だが、まれに淡彩摺、極彩摺を用いる。安永(あんえい)・天明(てんめい)期(1772~89)に発生、文化(ぶんか)・文政(ぶんせい)・天保(てんぽう)期(1804~44)がもっとも盛んで、1873年(明治6)に終えた。なお、京坂では歌舞伎脚本を総括して「根本」とよんだこともあった。

[松井俊諭]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

こん‐ぽん【根本】
(古くは「こんぼん」)
[1] 〘名〙
① 草木の根。ねもと。もと。〔韓非子‐揚権〕
② 物事のおこり。また、大もとの原因。根源。
※霊異記(810‐824)上「故、其の相生ま令めし子の名を岐都禰(きつね)と号く。亦其の子の姓を狐の直と負ほす。〈略〉三野の国の狐の直等が根本是れなり」
③ ものごとを成り立たせている、大もとのことがら。根底。
※四河入海(17C前)一「桑麻は民の命の根本であるに」 〔史記‐律書〕
④ もとからあるもの。
※東寺百合文書‐を・永享一〇年(1438)六月二九日・久世庄手文箱送進状「久世方手文之箱四合内、根本三合〈皮子一有之〉、新造一、都合四合分送進之候」
⑤ 基準となるもの。あるべき姿。標準。
※内閣文庫本建武以来追加‐明応九年(1500)一〇月「所詮於日本新鋳料足者、堅可之、至根本渡唐銭〈永楽・洪武・宣徳〉等者、向後可渡之
[2] 〘副〙 もともと。元来。
※史記抄(1477)一五「於単趙信は根本こちのものぢゃが、あっちへいって、胡小王になったが」
※随筆・戴恩記(1644頃)下「根本、歌は恋路のなかだちに、たのむものにはあらず」

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ね‐ほん【根本】
〘名〙
① 歌舞伎や浄瑠璃の正本(しょうほん)をいう、京坂地方の語。
※国町の沙汰(1674)「是さきにいふ、京山本角太夫の根本なり〈正本を上方にては今も根本といふ〉」
※洒落本・虚実柳巷方言(1794)中「芝居の根本(ネホン)

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ねもと【根本】
姓氏の一つ。

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