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格子【こうし】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

格子
こうし
(1) lattice 空間において,等間隔の平行線群の交わりによって生じる図形を,一般に格子という。一定の構造単位の格子状配列から成る固体物質を結晶という。 (2) grid グリッドともいう。電子管の陰極陽極の間に置かれた平面格子状または網状の電極。格子に信号電圧をかけて陰極から陽極へ流れる電流 (陽極電流) を制御するものを制御格子といい,増幅用電子管,放電管などで重要な働きをする。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

こう‐し〔カウ‐〕【格子】
細い角材や竹などを、碁盤の目のように組み合わせて作った建具。戸・窓などに用いる。
寝殿造り建具である蔀(しとみ)のこと。
格子戸」の
格子縞(じま)」の略。
グリッド
結晶格子」の略。
回折(かいせつ)格子」の略。
格子女郎」の略。また、格子女郎のいた所。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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精選版 日本国語大辞典

こう‐し カウ‥【格子】
〘名〙
① 細い角材を縦横に組み合わせて作った建具。寝殿造りの建具である蔀(しとみ)のこと。
※竹取(9C末‐10C初)「かうし共も、人はなくしてあきぬ」
※源氏(1001‐14頃)末摘花「かうし引き上げ給へり」
② 細い木や竹などを、縦横に間をすかして組んで、窓や戸口の外などに打ちつけたもの。
※咄本・山岸文庫本昨日は今日の物語(1614‐24頃)「ある数寄者、かうしの内をのぞき、この壺を見て」
③ 「こうしど(格子戸)」の略。
※浮世草子・好色一代男(1682)一「おもての隔子(カウシ)をあらくたたきて」
④ 染織品の文様の一種。碁盤の目のように縦横に筋を出したもの。
※続古事談(1219)五「ふたあゐのかうしぬののかりばかま」
⑤ 遊女屋にある②。また、その張見世(はりみせ)、遊女屋をもいう。
※仮名草子・仁勢物語(1639‐40頃)下「かうしの外には、人の見るをも知らでのさばれば」
⑥ 江戸時代の遊女、また、その位をいう。
(イ) 遊女の階級の一つ。京都島原では、遊女の第二級天神をいい、大坂新町では、第一級の太夫、また、江戸吉原では、第二級の遊女をいった。大格子の内に部屋をもっていることからいう。
※評判記・吉原すずめ(1667)下「太夫とかうしとのあいだに、よびだしといふくらゐの女郎あり」
(ロ) 遊女屋の格子の所に出て、張見世をする遊女の総称。見世女郎。格子女郎。
※雑俳・柳多留‐四〇(1807)「マアあがんなんしと格子のたまはく」
⑦ 紋所の名。蔀(しとみ)の格子をかたどったもの。
⑧ 物理学で、結晶格子、回折格子をいう。
⑨ 数学で、基本になるベクトルを単位として原点から規則正しく配列された点、およびそれらの点を結ぶ線とそれらの線で囲まれた面の総体。一つのベクトルで規定される一次元格子、二つのベクトルで規定される平面格子(二次元格子)、三つのベクトルで規定される空間格子(三次元格子)がある。
⑩ 電子管の電極の一つ、グリッドをいう。制御格子、遮蔽格子、抑制格子などがある。

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