●桂男【カツラオトコ】
デジタル大辞泉
かつら‐おとこ〔‐をとこ〕【×桂男】
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世界大百科事典 第2版
かつらお【桂男】
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精選版 日本国語大辞典
かつら‐お ‥を【桂男】
〘名〙
① =かつらおとこ(桂男)①
※夫木(1310頃)一三「かつらをの月の船漕ぐあまの海を秋は明石の浦といはなん〈聖信〉」
② =かつらおとこ(桂男)②
※俳諧・古今俳諧明題集(1763)夏「桂壮士(カツラヲ)の人にはさまるすずみかな〈さよ〉」
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かつら‐おとこ ‥をとこ【桂男】
〘名〙
① (「かつら(桂)②」から) 月の世界に住んでいるという伝説上の男。かつらお。かつらおのこ。桂の人。《季・秋》
※狭衣物語(1069‐77頃か)四「かつらおとこも、同じ心に『あはれ』とや見奉るらん」
② 容姿のりっぱな男。美男子。かつらお。かつらおのこ。
※浄瑠璃・出世景清(1685)道行「手にはとられぬかつらおとこの、ああいぶりさは、いつあをのりもかだのりと、身のさがらめをなのりそや」
[補注]①は「酉陽雑俎‐天咫」に、古くからの言い伝えとして、月の中に高さ五〇〇丈の桂があり、その下で仙道を学んだ呉剛という男が、罪をおかした罰としていつも斧をふるってきりつけているが、きるそばからそのきり口がふさがる、とある伝説による。
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