●桃園天皇【ももぞのてんのう】
美術人名辞典
桃園天皇
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デジタル大辞泉
ももぞの‐てんのう〔‐テンワウ〕【桃園天皇】
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus
桃園天皇 ももぞのてんのう
寛保(かんぽう)元年2月29日生まれ。桜町天皇の第1皇子。母は藤原定子(開明門院)。父の譲位により7歳で即位。竹内式部(たけのうち-しきぶ)の垂加流神道に傾倒した公家から「日本書紀」の進講をうけたことで関白らと対立。幕府が竹内と関係した公家を処罰した宝暦事件がおこった。宝暦12年7月12日死去。22歳。墓所は月輪陵(つきのわのみささぎ)(京都市東山区)。幼称は八穂(やほの)宮,茶地(さちの)宮。諱(いみな)は遐仁(とおひと)。日記に「桃園院御日記」,著作に「七夕七遊宸記(たなばたしちゆうしんき)」など。
【格言など】神代より世世にかはらで君と臣の道すなほなる国はわがくに(公宴御会和歌)
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世界大百科事典 第2版
ももぞのてんのう【桃園天皇】
第116代に数えられる天皇。在位1747‐62年。名は遐仁(とおひと)。桜町天皇の第1皇子で,1747年(延享4)3月立太子,同年5月践祚。好学の聞えが高く,漢学の造詣も後光明天皇以来と,侍読の臣が感嘆したという。在位の間に起きた宝暦事件は王政復古運動の暁鐘といわれるが,一面天皇の旺盛な向学心をうかがわせるものであった。この事件は57年(宝暦7)垂加流の神道家竹内式部に師事した徳大寺公城らの少壮公家がその神道説を天皇に進講したのが発端である。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
桃園天皇
ももぞのてんのう
[没]宝暦12(1762).7.12. 京都
第 116代の天皇 (在位 1747~62) 。桜町天皇の第1皇子。生母は開明門院藤原定子。養母は皇太后藤原舎子 (いえこ。青綺門院) 。名,遐仁 (とおひと) 。初め八穂宮と称し,のち茶地宮と改名。延享4 (47) 年践祚。次いで即位。在位中,竹内式部の門人徳大寺公城,坊城俊逸らに神学を進講させたことが発端となって,いわゆる宝暦事件が起った。陵墓は京都市東山区今熊野泉山町の月輪陵。
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日本大百科全書(ニッポニカ)
桃園天皇
ももぞのてんのう
(1741―1762)
江戸中期の天皇(在位1747~62)。名は遐仁(とおひと)。幼時、八穂宮、のち茶地(さち)宮。桜町(さくらまち)天皇の第1皇子。生母は開明門院(姉小路実武の女(むすめ)定子)、嫡母は青綺門院(せいきもんいん)(桜町天皇女御(にょうご))。1747年(延享4)3月立太子、5月受禅、9月即位。宝暦(ほうれき)12年7月22日没。22歳。京都月輪(つきのわ)陵に葬られる。15年余りの在位中の後半に、竹内式部(たけのうちしきぶ)のいわゆる宝暦事件(1758)が起きた。廷臣らから少年時代以来賢明さを期待されていた天皇は、式部の説による神書=『日本書紀』の進講を近習(きんじゅ)の徳大寺公城(きみき)らから受けたが、この動きを危険視した前関白一条道香(みちか)らは青綺門院に働きかけ、近臣らを処罰して天皇の側近から一掃した。
[山田忠雄]
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367日誕生日大事典
桃園天皇 (ももぞのてんのう)
江戸時代中期の第116代の天皇
1762年没
出典:日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」
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精選版 日本国語大辞典
ももぞの‐てんのう ‥テンワウ【桃園天皇】
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