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案内【あんない】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

案内
あんない
guide
機械用語。2つの機械部品に,相対的に正確な直線または回転運動をさせるように設けられた部分をいう。直線案内運動は,ある角度をもった面 (V面) や円筒面から構成され,回転運動案内は円筒面から構成される。 (→軸受 , ころがり軸受 , すべり軸受 )

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

あ‐ない【案内】
《「あんない」の撥音の無表記から》「あんない(案内)」に同じ。
「此家(このや)の―を知り居たれば」〈竜渓経国美談

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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あん‐ない【案内】
[名](スル)
道や場所を知らない人をそこに導くこと。また、ある地域を見せて歩くこと。「館内を案内する」「道案内
取り次ぐこと。「案内を請う」
事情やようすなどを知らせること。また、その知らせ。「事業案内」「入学案内
物事の内部のようす。内情。「その家の案内に明るい」
事情をよく知っていること。承知。「先刻御案内のこととは思いますが」
「町の近くにある写真屋は節子もよく―だった」〈藤村新生
客を招くこと。招待。「披露宴に御案内します」
官庁で後日の参考にするために、書き写したもの。また、文書の下書き。草案。
「頭の弁して―は奏せさせ給ふめり」〈紫式部日記
物事の事情や内容を明らかにすること。また、問い尋ねること。
「宮の辺に―しに参らまほしけれど」〈・二七七〉
[補説]中古のかな文では「あない」と表記されることが多い。

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大辞林 第三版

あない【案内】
「あんない(案内)」の撥音「ん」の無表記。 誰ぞなど-するなるべし/源氏 宿木

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

あんない【案内】
スル
人を、その希望する所へ導いて行くこと。 -所 先に立って-する
説明したりしながら人にある場所などを見せてまわること。また、その人。 館内を-する -人
物事の詳細、事情を知らせること。しらせ。 入学- -図 -状
事情や様子をよく知っていること。 その方面には不-だごあんない
人の来訪や用向きを伝えること。取り次ぎ。 受付で-を請う
文書、文案の内容。また特に、官庁の先例や内規を書写した文書。 頭の弁して-は奏せさせ給ふめり/紫式部日記
詳細や事情を尋ねること。 露ばかりにても、漏らし奏し給ふ事やありしと-したまへど/源氏 薄雲 中古の仮名書きの文ではを表記せずにあないと書くことが多い。上代から文案の内容の意で用いられ、中古以降、内容・事情の意となった。案内申すからの意が生じた

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精選版 日本国語大辞典

あん‐ない【案内】
〘名〙 (中古のかな文では、撥音「ん」を表記しないで「あない」と書くことが多い) 本来、「案」は文書の写し、および下書きをいい、「案内」は案の内容を意味した。平安時代以後、内情、事情その他の意に転じて用いられている。
① 官庁で作成した文書の内容。
(イ) 保存して後日の参考にするため、文書を書き写したもの。また、その内容。この語は、多くは「案内を検ずるに」のように用いられた。あない。
※続日本紀‐養老四年(720)三月己巳「又撿養老二年六月四日案内云」
※万葉(8C後)六・一〇〇九・左注「今撿案内、八年十一月九日葛城王等願橘宿禰之姓表」
(ロ) 文書の下書き。草案。
※紫式部日記(1010頃か)寛弘五年一〇月一六日「頭の弁してあないは奏せさせ給ふめり」
② 物事の事情、内容。
(イ) あることがらの内々の事情。また、ある地域や建物などの内部の様子。実情。
※宇津保(970‐999頃)楼上上「あないも知らぬ人は、大将の一つ御腹なめりときこゆ」
※今昔(1120頃か)一七「僧等、案内を不知(しら)ざるに依て、此の寺に寄て宿りぬ」
(ロ) (━する) 事情、様子を明らかにすること。また、問い尋ねること。
※宇津保(970‐999頃)国譲下「悩み給ふとてあるは、まことかそらごとか確かにあないして言へ」
③ (━する) 取り次ぐこと。取り次ぎ。また(訪問者が)取り次ぎを頼むこと。
※落窪(10C後)二「人は今あないして聞こえむ」
※虎寛本狂言・二人大名(室町末‐近世初)「イヤ、参る程に是じゃ。先案内を乞(こは)ふ」
④ 法会への出仕を知らせること。
※大乗院寺社雑事記‐文正元年(1466)四月晦日「請僧百口参否歟可校合。皆参之後可導師案内事
⑤ (━する) 道や場所をよく知らない人を手引きすること。先にたって、目的の場所まで連れていったり、ある場所を見せて歩いたりすること。また、その人。
※応仁略記(1467‐70頃か)下「其後今出河殿え案内を啓し奉る」
※満韓ところどころ(1909)〈夏目漱石〉一七「この中に落ちて死ぬ事がありますかと、案内(アンナイ)に聞いたら」
⑥ (━する) 事情、様子などを知らせること。しらせ。便り。現代では、催し、事業などの内容・期日などを知らせたり、説明したりする場合に用いることが多い。「案内広告」「案内状」
※狭衣物語(1069‐77頃か)一「その後、内々にもあんない申さねば、いと甲斐なきやうなりや」
⑦ 事情を知っていること。承知。接頭語「御(ご)」を伴って相手への敬意を表わすことが多い。
※大隅桑幡家文書‐建久八年(1197)閏七月日・大隅国図田帳写「九州之内一国令其国案内候在庁に仰付、惣田庄公可注進也」
※浄瑠璃・源頼家源実朝鎌倉三代記(1781)三「われ達(たち)も案内の通(とほり)、去年の夏から取付の俄(にはか)大名」
⑧ (━する) あいさつすること。ひとこと断わること。許可をえること。
※今昔(1120頃か)三一「天台の末寺の内なる木をば、心に任せて、案内も不云(いはず)して可被折(をらるべ)きぞ」
⑨ (━する) 客を招くこと。招待。
※閑居友(1222頃)下「さとにまかりていでたらんに、かならずあ内し侍らむといひけり」
[語誌]漢語本来の意味としては「事件の内に・一件中に」などを指すが、日本では、上代・中古の格(律令を執行するための臨時の法令)、符(上級官司から下級官司に出す命令文書)等の古文書、記録、日記類の漢文あるいは変体漢文に①の意で盛んに用いられ、日本語として独自の意味をもつようになった。

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あ‐ない【案内】
〘名〙 (「あんない」の撥音の無表記) ⇒あんない(案内)

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