●桟敷【さじき】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
桟敷
さじき
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デジタル大辞泉
さ‐じき【桟敷】
1 祭りの行列や花火の見物などのために、道路や川などに面してつくる仮設の席。桟敷席。
2 劇場・相撲場などで、一段高くつくった板敷きの見物席。江戸時代の歌舞伎劇場では、平土間の左右に一段高く2階造りにつくった上等の見物席。桟敷席。
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さん‐じき【桟敷】
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世界大百科事典 第2版
さじき【桟敷】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
桟敷
さじき
日本の劇場における上級の観客席の称。古代祭祀(さいし)において神招(お)ぎの場とされた「さずき」(仮床)が、平安時代には貴族の祭り見物のために仮設される見物席の称に用いられ、さらに中世には神事あるいは勧進の猿楽(さるがく)や勧進田楽(でんがく)などの興行に際して設置される高級の観客席の名称として定着した。歌舞伎(かぶき)や人形浄瑠璃(じょうるり)の劇場もこれを継承し、桟敷席を設けた。初期には三尺高一層式で、下は吹抜けになっていたが、元禄(げんろく)期(1688~1704)には二層式になり、簾(すだれ)なども華美なものを用いるようになった。上等の観客はそれぞれ出入りの芝居茶屋を通じて席を予約し、桟敷で見物した。1階の桟敷を鶉(うずら)と通称するのは、土間の客が立ち入るのを防ぐために2本の横木をはめたのが、鶉の籠(かご)に似ていたからである。1720年(享保5)の江戸・中村座には、東15間、西16間、向(むこう)9間、合計40間(約73メートル)の桟敷があった。
関東大震災(1923)以後、ほとんどの劇場が椅子(いす)席に改められたが、今日でも東京の歌舞伎座、新橋演舞場、大阪の新歌舞伎座、京都の南座などにその名残(なごり)をとどめている。なお、相撲(すもう)場でも桟敷席の称を使っている。
[服部幸雄]
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精選版 日本国語大辞典
さ‐じき【桟敷】

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さん‐じき【桟敷】
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