●桿菌【かんきん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
桿菌
かんきん
bacillus
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デジタル大辞泉
かん‐きん【×桿菌】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
桿菌
かんきん
bacillus
球菌やらせん菌と対比して使われる細菌学用語で、棒状または円筒形の細菌をいう。桿菌のなかで細長いものを長桿菌とよび、短くて球菌に近いものを短桿菌とよぶ。また、桿菌には両端が切断されたように切り立ったものや、丸みを帯びたものがある。さらに、いくつかの桿菌が鎖状に連なるもの、側面で柵(さく)状に並ぶものなど、さまざまな配列形態を示す場合もある。しかし、ある種、あるグループの細菌では多形態性を示す例が多く、培養当初の形状は、継代培養や培養条件を変えることによって変化をすることがある。また、条件が元に復しても、それ以前の形態にはならない場合も多い。
細菌学の発展初期においては、長桿菌をバチルスBacillus、短桿菌をバクテリウムBacteriumとよび、これを属名として使用していたが、その後、研究が進むにつれて属の概念が大きく変わった。現在では、Bacillusは枯草菌などが属する分類学上の属名として使われており、bacillus(桿菌)とは区別される。また、bacteriumは、現在では細菌の総称として使われるようになっている。しかし、それぞれのつづりは、ラクトバチルスLactobacillus、チオバチルスThiobacillus、あるいはコリネバクテリウムCorynebacterium、フラボバクテリウムFlavobacterium、プロピオニバクテリウムPropionibacteriumのように属名の後尾にその名を残している。
[曽根田正己]
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精選版 日本国語大辞典
かん‐きん【桿菌】
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