●梵天【ぼんてん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
梵天
ぼんてん
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デジタル大辞泉
ぼん‐てん【梵天】




1 仏語。色界の初禅天。大梵天・梵輔天・梵衆天の三天からなり、特に大梵天をさす。淫欲を離れた清浄な天。
2 修験者が祈祷に用いる幣束(へいそく)。
3 大形の御幣の一。長い竹や棒の先に、厚い和紙や白布を取り付けたもの。神の依代(よりしろ)を示す。《季 新年》
4 棒の先に幣束を何本もさしたもの。魔除けとして軒などにさした。
5 延縄(はえなわ)・刺し網などの所在を示す目印とする浮標のこと。
6 「梵天瓜」の略。
7 耳かきの端についている、球状にした羽毛。細かな耳あかを払うためのもの。
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus
梵天 ぼんてん
もとは古代インドのバラモン教,ヒンズー教の主神ブラフマンで,シバ神,ビシュヌ神に準ずるとされる。仏教では帝釈(たいしゃく)天と対になって釈迦(しゃか)に随侍し,須弥壇(しゅみだん)に安置される。密教では十二天の一つとされる。
出典:講談社
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世界大百科事典 第2版
ぼんてん【梵天】
出典:株式会社平凡社
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ぼんてん【梵天】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
梵天
ぼんてん
サンスクリット名ブラフマンbrahman。古代インドの紀元前6、5世紀ごろに姿を現した神。元来ブラフマンとは音声、言語に秘められる呪力(じゅりょく)で、これがしだいに万物をつくりだす創造力とされ、ついには宇宙万物の根本原理となった。これが神格化されて創造神たる梵天となったもので、しばしばブラフマーbrahmāと記される。ヒンドゥー神話では宇宙を維持するビシュヌ神、破壊をつかさどるシバ神とともに三大神とされるが、この二神と異なり、実際に神祠(しんし)に祀(まつ)られて崇拝されることはまれである。妃は知慧(ちえ)と学問、ないし雄弁と音楽の神たるサラスバティー女神(弁才天)である。仏教では帝釈天(たいしゃくてん)とともに護法の神とされ、釈尊に説法を勧めたりする。また密教では十二天の一つとされる。日本における作例では法隆寺金堂の塑像、東大寺三月堂の乾漆像、唐招提(とうしょうだい)寺の木像は名品として知られる。密教像では東(とう)寺(教王護国寺)講堂の木像、京都国立博物館蔵「十二天画像」(東寺旧蔵)中の梵天像などがある。
[奈良康明]
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動植物名よみかた辞典 普及版
梵天 (ボデン・ボンテン)
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精選版 日本国語大辞典
ぼん‐てん【梵天】


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