●梵字【ボンジ】
デジタル大辞泉
ぼん‐じ【×梵字】
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防府市歴史用語集
梵字
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世界大百科事典 第2版
ぼんじ【梵字】
ブラフマー(梵天)の気息より生じたと考えられているブラーフミー文字。アショーカ王の時代,この文字は,ダンマリピーDhammalipīとかダンマディピーDhammadipīと呼ばれていたが,後代の文献は,バンビーBambhīあるいはブラーフミーとするようになった。この文字の起源について,外来説を排し,インド固有のものであるとし,ブラフマンの創造に帰して,神聖化したものである。4世紀から6世紀にかけて,この文字は南北両系に大きく分かれ,北方系の文字,つまり,グプタ文字より,6世紀ごろ派生した文字がシッダマートリカーSiddhamātṛkā文字である。
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精選版 日本国語大辞典
ぼん‐じ【梵字】
〘名〙
① 古代インドで行なわれた brāhmī という字体から発達した文字で、梵語、すなわちサンスクリットを記載するのに用いる文字。日本ではその一体が行なわれた。元来は左横書きであるが、日本では右縦書となった。基本となる文字、すなわち摩多(また)の
(a)・
(i)・
(o)など、体文(たいもん)の
(ka)・
(ca)・
(ta)などの類。また、これによって書かれた文章、書物など。梵書。→悉曇(しったん)。






※三代格‐二・承和二年(835)正月二三日「声明業一人 応レ書二誦梵字真言大仏頂及随求等陀羅尼一」 〔皮日休‐雨中遊包山精舎詩〕
② =ぼろ(梵論)
※徒然草(1331頃)一一五「近世に、ぼろんじ・梵字・漢字など云ける者、その始めなりけるとかや」
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