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梵鐘【ぼんしょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

梵鐘
ぼんしょう
仏教で時を知らせるために打鳴らす口径 0.55m以上,高さ 0.76m以上は堂外の鐘楼につるす。一般に釣鐘鐘 (つきがね) というが,洪鐘鯨鐘蒲牢などの異名をもつ。材質は合金青銅鋳物がほとんどであるが,鉄鋳造のものも少数ある。形状からは純日本式の和鐘と,外国製である朝鮮鐘と中国鐘に大別され,さらにそれらが混合した様式,また外国鐘の日本での模作もある。和鐘の形状は,吊り手である竜の頭をかたどった竜頭と,下方に丸く口を開く中空の鐘身から成り,その外面の下部に蓮華形の撞座を鋳出し,そこを撞木で打つ。また上部に乳房状の小突起 (乳) をめぐらす。朝鮮鐘は上部の竜頭の脇に円筒を立てているのが特徴。日本の鐘のうち最古の銘文をもつのは京都の妙心寺鐘で,鐘身内部に文武2 (698) 年の鋳出銘がある。最大鐘は奈良,東大寺鐘で,高さ 3.86m,口径 2.71mである。

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デジタル大辞泉

ぼん‐しょう【×梵鐘】
寺院で、鐘楼につり下げ、撞木(しゅもく)でつき鳴らす鐘。音が大きいことから鯨鐘(げいしょう)・洪鐘などともいう。

出典:小学館
監修:松村明
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防府市歴史用語集

梵鐘
 お寺にあるつりがねのことです。

出典:ほうふWeb歴史館
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世界大百科事典 第2版

ぼんしょう【梵鐘】
仏寺で時を知らせ,を集めるために用いる鐘(かね)。〈梵〉はサンスクリットのブラフマンbrahmanの音訳で,〈神聖〉〈清浄〉を意味する。ほとんどが銅とスズの合金(青銅)の鋳造品で,鐘楼や鐘楼門を寺域に建てて吊(つ)るし,撞木(しゆもく)で撞(つ)き鳴らす。俗に鐘,釣鐘(つりがね)とも呼ぶが,古くからその形状や由縁によって多くの異称がある。おもなものに突鐘(つきがね),洪鐘(こうしよう),撞鐘(どうしよう),鴻鐘(こうしよう),蒲牢(ほろう),鳧鐘(ふしよう),九乳(くにゆう),青石(せいせき),華鯨かげい),霊鐘(れいしよう)などがあげられる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ぼんしょう【梵鐘】
寺院の鐘楼の釣り鐘。青銅製が多く、撞木しゆもくで打ち鳴らす。洪鐘・蒲牢ほろう・鯨鐘・巨鯨・華鯨・長鯨など多くの異名がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

梵鐘
ぼんしょう
寺院にあって、大衆(だいしゅ)を招集するときや朝夕の時を知らせるために用いる釣鐘(つりがね)。インドで集会のときに用いられた木製の(かんち)と、中国の銅鐘に基づいてつくられた。大鐘とも、またその音の大きいことから鯨鐘(げいしょう)、洪鐘(こうしょう)ともいう。一般に高さ150~200センチメートル、直径60~90センチメートルのものが多く、銅に少量の錫(すず)、亜鉛を混じて鋳造される。形状は、上部には鐘楼に吊(つ)るす釣り手として竜頭(りゅうず)があり、下部に一対(つい)の蓮華(れんげ)状の撞座(つきざ)を配して、これを橦木(しゅもく)でつくようになっており、音響効果を高めるために「乳(ち)の町」という乳房状の小突起をつけている。日本には朝鮮を経てもたらされた。鋳造の技術の優れた朝鮮製の梵鐘が多く輸入されたが、現存する最古の日本製の鐘は文武(もんむ)天皇2年(698)に鋳造された京都右京区・妙心寺蔵(もとは嵯峨(さが)・浄金剛(じょうこんごう)院蔵)の鐘である。名鐘とよばれる鐘は多い。また大晦日(おおみそか)に鳴らす除夜の鐘としても知られる。[藤井正雄]

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事典 日本の地域ブランド・名産品

梵鐘[金工]
ぼんしょう
関東地方、茨城県の地域ブランド。
桜川市で製作されている。鎌倉幕府ができた建久年間(1190年〜1199年)に、桜川での梵鐘づくりが始まったという。地元産の粘土でつくった鋳型に、銅・錫の合金を流し込んむ。鐘の音に重く余韻がこもり、姿の美しいものが良いとされており、音色を決める銅・錫の混合割合や鐘の厚さは秘伝表面着色を一切しない鋳肌仕上げの梵鐘。茨城県郷土工芸品。

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梵鐘[金工]
ぼんしょう
近畿地方、滋賀県の地域ブランド。
東近江市で製作されている。江戸時代末期以前には、梵鐘の製造技術が確立されたという。銅と錫の合金でつくられる。滋賀県伝統的工芸品。

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精選版 日本国語大辞典

ぼん‐しょう【梵鐘】
〘名〙 寺院の鐘楼につりさげ、撞木(しゅもく)で打ち鳴らす鐘。鯨鐘。釣鐘。
※懐風藻(751)和藤江守詠裨叡山先考之旧禅処柳樹之作〈麻田陽春〉「宝殿臨空構、梵鐘入風伝」 〔樊阜‐数日不出門偶賦詩〕

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