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棄却【キキャク】

デジタル大辞泉

き‐きゃく【棄却】
[名](スル)
捨て去ること。捨てて取り上げないこと。「問題を棄却する」
裁判所が、受理した訴訟について審理の結果、その理由がないとして請求などをしりぞけること。刑事訴訟では、手続きの無効を理由に手続きを打ち切る場合にもいう。「公訴棄却する」→却下

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

ききゃく【棄却】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ききゃく【棄却】
スル
捨てて取り上げないこと。 動議を-する
訴訟法上、裁判所に対する申し立ての内容に理由がないとして排斥する裁判。刑事訴訟法では、手続きが適法になされていないという理由で手続きを打ち切る場合にもいう。 → 却下きやつか

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

棄却
ききゃく
当事者の要求を退けることをいうが、民事訴訟における棄却と刑事訴訟における棄却とは、その意味内容が異なる。[本間義信]

民事訴訟における棄却

民事訴訟法上は、原告の訴え・被告の反訴による請求あるいは上訴による不服主張の全部または一部を、理由がないとして排斥すること。すなわち、当事者の主張の内容について判断し、これを否定することをいう。
 これを宣言する判決を請求棄却判決、上訴棄却判決という。請求の内容に立ち入らないで事件を終結させる却下と区別される。棄却判決は、内容的には権利・義務の不存在を確認し、あるいは不服に理由がないことを確認する確認判決である。権利・義務不存在の判断につき既判力が生じる。[本間義信]

刑事訴訟における棄却

刑事訴訟法上は、もっぱら手続の無効を理由に手続を打ち切る形式的な裁判の場合――公訴棄却(刑事訴訟法338条・339条)、正式裁判請求の棄却(同法468条)――と、手続の無効を理由とし、あるいは請求に理由なしとして手続を打ち切る場合――控訴棄却(同法375条・385条・386条)、上告棄却(同法408条・414条)、抗告棄却(同法426条)、再審請求棄却(同法446条・447条)――とに用いられる。なお行政争訟上は、争訟を提起した者の主張に理由がない場合その請求を退けることをいう。[本間義信]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

き‐きゃく【棄却】
〘名〙
① すてて用いないこと。すてて取り上げないこと。
※市制及町村制(明治二一年)(1888)市制「権利の棄却を為す事」
※それから(1909)〈夏目漱石〉一一「自分のとうに棄却(キキャク)した問題に襲はれて」
② 訴訟で、請求や上訴申し立ての内容を調べた結果、理由がないとして排斥する裁判。刑事訴訟で、上訴申し立てなどの理由がないことを宣言する場合のほか、手続きが不適法であることを理由に公訴や申し立てを排斥する場合を含む。→却下
※刑事訴訟法(明治二三年)(1890)二五五条「現裁判所に於ては期間を経過したる控訴の申立は決定を以て之を棄却す可し」

出典:精選版 日本国語大辞典
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