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椀久末松山【わんきゅうすえのまつやま】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

椀久末松山
わんきゅうすえのまつやま
浄瑠璃。世話物。3巻。紀海音作。宝永7 (1710) 年大坂豊竹座上演の記録がある。大坂の商人椀屋久右衛門が遊女松山と契ったが,その遊のはてに勘当を受け,座敷牢に入れられ発狂して延宝5 (1677) 年に死んだという実話をもとに,椀屋久兵衛と改めて曲化された。歌舞伎では,貞享~元禄年間 (84~1704) に大和屋甚兵衛の当り芸となり,その小唄が巷間で流行した。また井原西鶴にも貞享2 (1685) 年刊の浮世草子『椀久一世の物語』の作がある。 (→椀久物 )

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デジタル大辞泉

わんきゅうすえのまつやま〔ワンキウすゑのまつやま〕【椀久末松山】
浄瑠璃。世話物。三段。紀海音作。宝永7年(1710)以前、大坂豊竹座初演と推定。豪商椀屋久右衛門と遊女松山との情話に取材したもの。→椀久
岡村柿紅による歌舞伎狂言を脚色したもの。明治45年(1912)、市村座にて初演

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世界大百科事典 第2版

わんきゅうすえのまつやま【椀久末松山】
(1)人形浄瑠璃。世話物。3巻。紀海音作。1709‐10年(宝永6‐7)ころ大坂豊竹座初演。大坂新町の太夫松山を溺愛,家産を傾けて水死したと伝えられる大坂の豪商椀屋久右衛門の生涯を劇化。新町の揚屋節分の夜に一分金をまきちらして豪遊していた椀屋久兵衛は,親の久右衛門に勘当され,舅義右衛門に引き取られて座敷牢に入れられた。ひそかに訪れた恋人の松山は久兵衛の妻おさんの真情義理を立て,久兵衛との縁切りを承知した。

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精選版 日本国語大辞典

わんきゅうすえのまつやま ワンキウすゑのまつやま【椀久末松山】
[一] 浄瑠璃。世話物。三段。紀海音作。宝永七年(一七一〇)以前に大坂豊竹座初演。椀久物の代表作。後世の椀久物に大きな影響を与えた。上の巻の豆板まき、下の巻の狂乱道行などが有名。
[二] 一中節。三段。作者不明。初代都一中の語り物で、(一)を少補したもの。道行椀久。
[三] 歌舞伎脚本。三幕。岡村柿紅作。明治四五年(一九一二)東京市村座初演。(一)の改作。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典

椀久末松山
わんきゅう すえのまつやま
歌舞伎・浄瑠璃の外題。
作者
岡村柿紅
初演
明治45.1(東京・市村座)

出典:日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」
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