●検屍【けんし】
世界大百科事典 第2版
けんし【検屍】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
検屍
けんし
検死とも書き、死体を外景から法医学的に検査することで、刑事訴訟法229条の検視の規定に基づいて行われる。いいかえると、死体の検査によって、死因、死亡時刻、死亡の種類、死亡前後の状況、ならびに検屍所見などに対する考察を行い、法医学的な判断が死体の外表検査のみからできる場合には、死体検案書が作成される。なお監察医制度が行われている地区(東京都の区の存する区域、大阪市、名古屋市、横浜市、神戸市)では、監察医が検屍を行うが、その他の地区では、通常、一般医がこれを行い検案書を作成する。
[船尾忠孝]
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