●極冠【きょっかん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
極冠
きょっかん
polar cap
火星の南北両極にある白色部分。夏季には減退してほとんど消失し,冬季に拡大することから,氷ならびに氷結した二酸化炭素が薄い層をなしているものと考えられる。かつてはこれが火星の運河に水を供給すると想像されていた。最初に存在を確認したのは G.カッシーニで 1666年のことである。
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デジタル大辞泉
きょっ‐かん〔キヨククワン〕【極冠】
1 地球の両極地方の緯度60度より高緯度の領域。また地球電磁気学の分野では、極光帯よりも内側の緯度65度~70度以上の領域を指す。
2 火星の両極地方に認められる白い部分。火星の夏にはほとんど消失し、冬に広がる。二酸化炭素が氷結したドライアイスであり、その下に水の氷が存在すると考えられる。
2 火星の両極地方に認められる白い部分。火星の夏にはほとんど消失し、冬に広がる。二酸化炭素が氷結したドライアイスであり、その下に水の氷が存在すると考えられる。
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世界大百科事典 第2版
きょっかん【極冠】
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精選版 日本国語大辞典
きょっ‐かん キョククヮン【極冠】
〘名〙 火星の両極の白く輝いて見える部分。面積が冬には増し、夏には減少するので雪であると考えられている。
※好奇心(1948)〈荒正人〉「火星は毎晩南天に赤く燃えていた。新聞は、極冠について報じ」
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