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様子【ヨウス】

デジタル大辞泉

よう‐す〔ヤウ‐|ヨウ‐〕【様子/容子】
《「す(子)」は唐音
外から見てわかる物事のありさま。状況。状態。「当時の―を知る人」「室内の―をうかがう」
身なり。なりふり。「―のいい人」
態度。そぶり。「悲しそうな―をする」「手持ち無沙汰な―でいる」
物事の起きそうなけはい。兆候。「帰る―もない」
しさい。わけ。事情。「何か―がありそうだ」「―ありげな顔つき」
もったいぶること。思わせぶり。
「どうも見て居られぬ程に―を売る男で有ッた」〈二葉亭訳・あひゞき
[用法]様子・ありさま――「町の様子(ありさま)は変わってしまった」「被災地の悲惨な様子(ありさま)」など、状況の意では通じて用いられる。◇「様子」の方が一般的に用いられ、意味の範囲も広い。「病人の様子がおかしい」「何か隠している様子だ」「交渉はまとまりそうな様子だ」など、外見だけでなく、そこから受ける印象も「様子」には含まれる。この用法は「ありさま」にはない。◇「ありさま」は外から見える状況の意が中心になる。「ちょっと目を離すと、このありさまだ」のように、結果として生じた状況を表す用法は「様子」にはない。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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精選版 日本国語大辞典

よう‐す ヤウ‥【様子・容ヨウ子】
〘名〙 (「す」は「子」の唐宋音)
① 様式。形式。また、みならうべき手本。
※正法眼蔵(1231‐53)別輯・仏向上事「仏道をならふに、しばらく二の様子あり」
② 物事の状態。有様。形勢。状況。
※史記抄(1477)三「其土の様子と其土のできものの様子とかかはるぞ」
③ なりふり。すがたかたち。容姿。
※狂言記・吟聟(1660)「いつもより、きらびやかにおりゃる。此様子をば、めききなされませい」
※くれの廿八日(1898)〈内田魯庵〉一「鼠色に化けた白縮緬の帯を縄の様にしごいて締めた風采(ヤウス)は、何処やらに品格があっても」
④ わけ。事情。子細。理由。
※御伽草子・愛宕地蔵之物語(室町時代物語集所収)(室町末)「こはいかに、あさましや、何事ぞやと、のたまへば、なくなくしかしかの、やうすを、申されたり」
⑤ けはい。そぶり。けしき。
※浮世草子・好色一代男(1682)一「末々馴染て、若又お中に、やうすが出来たらば、近所にさいはい子安のお地蔵は御さり」
⑥ もったいぶること。思わせぶり。
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第三三「姿のみ床へ入ては様子ある 短気は損気別れてのかね」

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