●権利請願【けんりせいがん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
権利請願
けんりせいがん
Petition of Right
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デジタル大辞泉
けんり‐せいがん〔‐セイグワン〕【権利請願】
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世界大百科事典 第2版
けんりせいがん【権利請願】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
権利請願
けんりせいがん
Petition of Right
1628年5月、イギリス国王チャールズ1世の第3議会に提出された文書。王位継承以来たびたびフランスやスペインと戦争を行ってきたチャールズ1世は、戦費を強制貸付や上納金などに頼っていた。そのため国内に不満が高まっていたが、レー島(フランスのラ・ロシェル沖合い)遠征に失敗したのをきっかけとしてそれが爆発した。とくに庶民院には不満が根強く、国王の政策を非難する決議を採択しようとした。しかし貴族院がこれに同調しなかったため、庶民院は法律家クックの手によって臣民の権利を確認する請願を起草した。これが権利請願である。その内容は、議会の同意を得ない強制貸付、上納金を課さないこと、恣意(しい)的な投獄を行わないこと、軍隊の強制宿泊を行わないことなどからなっており、貴族院もこれを支持した。特別税の承認を必要としたチャールズ1世はやむなく裁可したが、翌1629年、庶民院がこれを盾にトン税(輸入ぶどう酒関税)、ポンド税(輸出入商品関税)など古来から認められてきた関税の徴収を拒否したため、チャールズ1世は議会を解散して11年に及ぶ無議会政治に突入した。(書籍版 1986年)
[小泉 徹]
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精選版 日本国語大辞典
けんりせいがん ケンリセイグヮン【権利請願】
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