●権能【ケンノウ】
デジタル大辞泉
けん‐のう【権能】
1 法律上、ある事柄について権利を主張し、行使できる能力。公の機関の権限についていうことが多い。
「大臣の―が大自在とも思わんから強て成ろうとも思わない」〈魯庵・社会百面相〉
2 ある物事をすることのできる資格。
「善ならざるものはかりそめにも幸福にあずかる―なしとするカント的厳格主義」〈長与・竹沢先生と云ふ人〉
「大臣の―が大自在とも思わんから強て成ろうとも思わない」〈魯庵・社会百面相〉
2 ある物事をすることのできる資格。
「善ならざるものはかりそめにも幸福にあずかる―なしとするカント的厳格主義」〈長与・竹沢先生と云ふ人〉
出典:小学館
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精選版 日本国語大辞典
けん‐のう【権能】
〘名〙
① ある事柄について権利を主張し、行使することができる能力。多く法律上認められている権限についていう。権限。職権。
※社会百面相(1902)〈内田魯庵〉新高等官「大臣の権能が大自在とも思はんから」
② ある物事をすることのできる資格。権利。
※それから(1909)〈夏目漱石〉一一「あらゆる美の種類に接触する機会を得るのが、都会人士の権能(ケンノウ)であると考へた」
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