●樹木限界【じゅもくげんかい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
樹木限界
じゅもくげんかい
timber line
高木限界ともいう。環境条件の変化のため樹木の生育が不可能となる限界線。森林限界の外側に樹木が疎生する推移帯があり,それを樹木限界が画するのが普通。高山や高緯度地方では低温,湿原では土壌水分過剰,砂漠やサバナでは水分不足,風衝地では強風が限界をつくる要因となる。北極圏では針葉樹の森林限界の北にカンバ類,ハンノキ類,ヤナギ類,ポプラ,針葉樹が疎生するツンドラ帯があり,樹木限界を経て木のないツンドラに続く。日本の本州中部の高山では標高 2000mぐらいの森林限界の上部にダケカンバやオオシラビソが抵抗形を示して疎生し,その上限が樹木限界で真の高山帯に続く。
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世界大百科事典 第2版
じゅもくげんかい【樹木限界】
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デジタル大辞泉
じゅもく‐げんかい【樹木限界】
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精選版 日本国語大辞典
じゅもく‐げんかい【樹木限界】
〘名〙 =こうぼくげんかい(高木限界)
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