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樹枝晶【じゅししょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

樹枝晶
じゅししょう
dendrite
金属が凝固する途中で形成される,シダの葉のような形状の結晶。金属凝固における最も一般的な形態である。まず液体中に結晶の核ができ,これが結晶型によって決った方向へ成長し,この幹からやはり結晶型によって決められた方向に二次枝など高次の枝が分枝する。隣接する樹枝晶の枝先が接触すると成長は阻止され,これが次々に起るので最後は不整形の多結晶組織になる。寒い冬の朝に室内の暖かい空気中の水分が窓ガラスにつき,凍ってできるの華やぼたん雪の六角形結晶などは氷の樹枝晶である。なお,dendriteは,ギリシア語の木を意味するδενδρεに由来する。また,dendriteには自然の岩石裂け目に金属分が浸透してシダの葉状の模様が出た信夫石 (しのぶいし) の意味もある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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