@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

樹皮【じゅひ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

樹皮
じゅひ
bark
木のにおいてコルク形成層より外側皮層ならびに表皮をいう。この部分はコルク層が形成されるに従って細胞枯死し,茎の太るのにつれて裂け目を生じ,やがてはげ落ちる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

じゅ‐ひ【樹皮】
樹木の表皮。最外層にある死んだ組織の集まりで、コルク形成層ができると外側に押し出され、内部と遮断されて、やがてはげ落ちる。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

じゅひ【樹皮 bark】
木本植物について,茎のコルク形成層より外側の組織を総称したもの。形成層より外側の,師部・皮層などの組織も含めていうこともあり,かなり漠然とした内容のものである。コルク組織より外側では水や空気が通りにくくなっており,樹皮の組織の細胞は死んで,外側から順次はげ落ちていく。外側がはげ落ちたあとに,二次師部とその外側の組織が茎の表面に残ることがあり,それを靱皮bastと呼んでいる。靱皮というのは,もとは茎の周辺から採取される繊維を商業的にいったもので,植物学的には二次師部の部分に相当する。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

じゅひ【樹皮】
樹木の表皮。樹木の幹でコルク形成層の外側にある組織の枯死した部分。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

樹皮
じゅひ
樹木の幹・枝・根などは形成層の活動によって肥大成長するが、このうち、形成層より外側の部分を樹皮といい、内側の部分を材(木材)とよぶ。樹皮は次のような過程を経てつくられていく。形成層から外方に細胞分裂して最初にできた部分を二次篩部(しぶ)といい、糖類などの栄養分を運ぶ篩管または篩細胞、その働きをコントロールする伴細胞またはタンパク細胞のほか、篩部柔細胞、靭皮(じんぴ)繊維、放射柔細胞などからなっている。二次篩部は、新たに形成層からつくられる木部と篩部によって順次外方へと押し出されるほか、肥大成長によって引き伸ばされていくため、順次外方のものから通道組織としての機能を失っていく。このようにして機能を失った外方の二次篩部にはコルク形成層が新たに分化し、やがてコルク形成層の外側にコルク層、内側にコルク皮層を形成して周皮となる。コルク層ができ始めると、この層は水分を透過しにくいため、それより外方にある組織は死滅することとなる。周皮は次々と内側に新しく形成されていくため、それ以前のものは肥大成長につれて外方に押し出されると同時に引き伸ばされ、順次はげ落ちていく。いちばん内側の周皮から外側の部分はすべて死んだ組織からなるため、この部分は外樹皮あるいは粗皮(あらかわ)とよばれる。これに対して内側の部分は内樹皮あるいは甘皮(あまかわ)とよばれる。
 樹皮は前述したように継続して形成層からつくられるにもかかわらず、外方から順次はげ落ちていくため、木材のように多量に蓄積することはない。しかし、スギ科のセコイアやコルクをとるコルクガシなどでは外樹皮の部分が比較的厚く蓄積している。樹皮のはげ落ち方にはスギやヒノキのように細長い帯状にはげるもの、シラカンバのように薄い紙状にはげるもの、スズカケノキのようにまだら模様になるものなどがあり、樹種によって大きく異なる。樹皮の通気組織には細長い割れ目状の皮目(ひもく)があり、これの形もさまざまである。樹皮にはさまざまな有用物質(たとえば樹脂、タンニンなど)が含まれているため、ワックスや皮なめしなど、工業的にも用途は広い。また、繊維は和紙製造などに利用されている。[鈴木三男]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

じゅ‐ひ【樹皮】
〘名〙 樹木の幹の外皮。コルク形成層より外側の枯死した皮層や表皮からなる。コルク層が発達するとその外側の部分は枯死して樹皮になる。
※重訂本草綱目啓蒙(1847)二八「崖淑、いぬざんしゃう〈略〉樹皮は和方にもちゆ」 〔拾遺記‐秦始皇〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

樹皮」の用語解説はコトバンクが提供しています。

樹皮の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation