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橄欖石【かんらんせき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

橄欖石
かんらんせき
olivine
火成岩の主要造岩鉱物の一種。オリビンともいう。 (Mg,Fe2+)2SiO4 。 Mg2SiO4 (Fo=フォルステライト) と Fe2SiO4 (Fa=ファヤライト) を端成分とする連続固溶体をつくる。斜方系の鉱物硬度 6.5~7,比重 3.22~4.39。黄緑ないし帯緑褐色。塩基性火成岩,変成岩,隕石中に産する。玄武岩マグマから最初に晶出するものは鉄成分が少く (Fo) ,晩期ほど鉄成分が多い (Fa) 。ダイヤモンドを伴うキンバレイ岩や玄武岩,変成岩の中に橄欖石団塊として密集して産出することがある。これは地球内部のマントル物質起源として研究の対象になる。地下 350km以深の圧力条件下で変型スピネル型あるいはスピネル型構造に転移する。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

かんらん‐せき【××欖石】
鉄・マグネシウムを含む珪酸塩(けいさんえん)鉱物。黄緑色で、ふつう短柱状の結晶をなす。斜方晶系塩基性および超塩基性岩の主要な造岩鉱物。特に高品質のものは、ペリドットとよばれて宝石となる。オリビン。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

橄欖石
かんらんせき
olivine

重要な造岩鉱物の一群。マグネシウム、鉄、マンガン、ニッケルを主成分とする4種の端成分が知られている。それぞれ、苦土(くど)橄欖石、鉄橄欖石、テフロ石(マンガン橄欖石)、リーベンベルグ石(ニッケル橄欖石)とよぶ。橄欖石の結晶構造は、中心にケイ素イオンを含む4個の酸素原子がつくる四面体を基本とし、それに6個の酸素原子に囲まれ、正八面体に近い形の原子団をつくりやすいマグネシウムや鉄などからできている。

 一般に橄欖石といえば、苦土橄欖石と鉄橄欖石の連続固溶体をさす。天然にはマグネシウムに富むものが鉄に富むものより圧倒的に多く、大部分の橄欖石の化学組成は、苦土橄欖石成分が約70~90%である。橄欖石は、塩基性ないし超塩基性の火成岩(玄武岩、斑糲(はんれい)岩、橄欖岩など)の主要構成鉱物として産する。そのほか、変成した石灰岩や苦灰岩、花崗(かこう)岩ペグマタイト、デイサイト(石英安山岩)、石質隕石(いんせき)などの中にも産する。橄欖石は分解しやすく、蛇紋石鉱物に変わっていることがよくある。独特なオリーブ緑色をして透明な結晶は、古来宝石として珍重された。このようなものはとくにペリドットpéridotとよんでいる。橄欖石の英名はその色に由来する。

[松原 聰]

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精選版 日本国語大辞典

かんらん‐せき【橄欖石】
〘名〙 マグネシウム、鉄を含むケイ酸塩鉱物。斜方晶系。緑色、褐緑色、褐色、赤色、灰緑色などで、透明または半透明のガラス光沢をもつ。塩基性火成岩、超塩基性岩、結晶質石灰岩などの中に産出する。〔鉱物字彙(1890)〕

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