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欧陽修【おうようしゅう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

欧陽修
おうようしゅう
Ou-yang Xiu
[生]景徳4(1007).6.21. 綿州
[没]煕寧5(1072).閏7.23.
中国,北宋の政治家,学者,文学者。吉州廬陵 (江西省吉安県) の人。字,永叔。号,酔翁,晩年は六一居士。唐宋八大家の一人。4歳で父を失い,天聖8 (1030) 年進士に及第。地方への左遷と中央への復帰とを繰返したが,嘉祐6 (61) 年副宰相となって晩年の仁宗を助けた。のち神宗の代になって王安石の新法に反対してまた左遷され,蔡州の知事を経て,太子少師を最後に官を去り西湖のほとり,穎川に隠居して,やがてした。文忠。詩,文の両面にわたって北宋の新しい文学の基礎を確立した中心者であり『六一詩話』など,また史家としては『新唐書』『五代史記』など,金石学では『集古録跋尾』『廬陵雑説』などを著わした。『欧陽文忠公全集』 (153巻) がある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

おうようしゅう【欧陽修 Oū yáng Xiū】
1007‐72
中国,北宋の文学者,歴史家,政治家。欧陽脩とも書く。字は永叔,号は酔翁,のち六一居士,江西省吉安の人。幼いころに父に死別し生い立ちは恵まれなかったが,1032年(明道1)科挙合格後は比較的順調な官僚の道を歩み,61年(嘉祐6)には参知政事(副宰相)を務め,晩年は潁州(安徽省阜陽)に隠棲し悠々自適の生活を送った。政治家としての行動,学者としての見識,文人としての才気,いずれを取っても一流であり,多方面にわたるその業績は,まさに宋代士大夫の典型である。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

欧陽修
おうようしゅう
(1007―1072)
中国、宋(そう)代の文学者。名の修は脩とも書く。字(あざな)は永叔(えいしゅく)。号は酔翁(すいおう)、六一居士(りくいつこじ)。廬陵(ろりょう)(江西省吉安(きつあん)市)の人。1030年(天聖8)の進士。翰林(かんりん)学士を経て官は参知政事(副宰相)に至った。革新派の官僚として活躍し、1055年(至和2)に契丹(きったん)へ外交使節、1057年(嘉祐2)に知貢挙(ちこうきょ)(官吏任用試験の委員長)、1061年には皇位継承者の決定に手腕を示し、宰相に推薦されたが辞退している。
 彼は有能な官僚であったばかりでなく、多才であり文化史上に大きな足跡を残している。その最大の功績は、唐宋八大家の一人として実践を通じて唐の韓愈(かんゆ)らの始めた文章改革を完成し、以後の中国の文体を決定的に方向づけたことである。新文体による表現活動は多方面にわたるが、まず儒学では経書そのものを研究し、『詩本義』などを著して新風をおこした。次に史学では宋祁(そうき)と『新唐書』を完成し、ことに独力で著した『新五代史』は独自の史眼によっており、文学的にも高く評価されている。彼はまた古代の銅器の銘や碑文の文字を多数収集して『集古録跋尾(ばつび)』10巻を著し、金石学を開拓した。文学でも宋代風の基礎を固め、詩評書『六一(りくいつ)詩話』や随筆『帰田録』を創始している。全集に『欧陽文忠公文集』153巻がある。公務に忠実だが、官位に執着せず、余暇を学問、芸術、趣味に遊び、しかも節度を保った彼の生き方は、文人官僚の一つの典型として、以後の人々に継承された。[横山伊勢雄]
『清水茂訳『新訂中国古典選19 唐宋八家文 上』(1966・朝日新聞社) ▽横山伊勢雄訳『中国の古典31 唐宋八家文 下』(1983・学習研究社)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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