●正体【ショウタイ】
デジタル大辞泉
しょう‐たい〔シヤウ‐〕【正体】
《古くは「しょうだい」》
1 隠されているそのもの本来の姿。本体。「正体 を現す」「正体 不明の怪人物」
2 正常に意識が働いているときのようす。正気。「正体 もなく眠る」
3 (「御正体」の形で)神仏の本体。神体。
「御―をば取りて本宮にゐてたてまつりて」〈今昔・三一・一〉
1 隠されているそのもの本来の姿。本体。「
2 正常に意識が働いているときのようす。正気。「
3 (「御正体」の形で)神仏の本体。神体。
「御―をば取りて本宮にゐてたてまつりて」〈今昔・三一・一〉
出典:小学館
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せい‐たい【正体】
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精選版 日本国語大辞典
しょう‐たい シャウ‥【正体】
〘名〙 (古くは「しょうだい」)
① そのものの実際の姿。変化(へんげ)する前の姿。また、ものごとの本質、精髄。本体。実体。
※勝鬘経義疏(611)歎仏真実功徳章「第二正説。正者経之正体」
※虎寛本狂言・狐塚(室町末‐近世初)「両人していぶいて正体をあらはし」
※花伝髄脳記(1584頃)灌頂之巻「脇は何を正躰にするそ。シテを正躰にする也。シテは何をするそ。能の本来の、正躰の間の有所の、あたる所をする也」
② 神体。聖体。多く、上に「御」をつけていう。
※左経記‐長元四年(1031)一〇月一七日「安二置七宝筥於宝殿中一、是称二御正体一」
※日葡辞書(1603‐04)「Xǒdai(シャウダイ)」
③ 正気。たしかな精神。→正体がない。
※俳諧・犬子集(1633)二「正体もならもろはくのやよひ哉〈親重〉」
④ 詩文・歌・連俳などの、あるべき姿。
※毎月抄(1219)「無二正体一歌読みいだして、毀人の難をだにおひぬれば」
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せい‐たい【正体】
〘名〙
① 正しい体。正しい姿。本体。
※中華若木詩抄(1520頃)上「変体は正体にをとれり」 〔陸機‐羽扇賦〕
② (「儀礼‐喪服」の「正二体於上一」による) 血筋の正しいもの。長子、または太子などをいう。
※寛永版曾我物語(南北朝頃)一「皇氏を出でて初めて源の姓を給はり、せいたいを去りて人臣に列り給ひて後」
③ 印刷字体で、斜体(斜めの字体)・長体(縦長の字体)・平体(横長の字体)などに対して、通常の字体をいう。
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