@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

正貨【せいか】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

正貨
せいか
specie
本来は素材価値が額面値に等しい本位貨幣を意味するが,本位貨幣に代って兌換銀行券 (兌換券 ) が流通するときには,中央銀行が発行銀行券の兌換保証のため保有する金貨金地金をいい,さらに他の金本位国あての金為替を含むこともある。ロンドンニューヨークなどの金融市場債権として蓄積した資金在外正貨と呼ばれ,これらは一括して正貨準備と呼ばれる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

せい‐か〔‐クワ〕【正貨】
本位貨幣。通常は、金本位制度もとで、金貨のほかに金地金金為替を含む意味で用いられる。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

せいか【正貨】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

正貨
せいか
specie

本来は一国貨幣制度の基礎である本位貨幣をさすが、通常、19世紀後半から20世紀初頭にかけて金本位制、金銀複本位制をとっていた各国の中央銀行が保有する金貨、銀貨、金地金(きんじがね)、銀地金などおもに対外支払いに充当されうるものをさす。何を正貨とみなすかは、各国の関係法規や政府、中央銀行の裁量による。たとえば、前述のほかに、ドイツでは補助貨幣や外国の金兌換(だかん)銀行券、さらに、第一次世界大戦時には政府紙幣なども正貨とみなされた。また、日本やロシアではロンドンなどの国際金融市場において保有する在外資金を正貨とみなし、在外正貨とよんでいた。正貨の中央銀行による保有を正貨準備といい、発行銀行券の兌換を保証するとともに、国際的な決済のための支払準備をなしており、金本位制時代においてはその変動は公定歩合操作の基準でもあった。正貨準備に基づいて発行される銀行券が正貨準備発行であり、有価証券などに基づいて発行される保証準備発行と区別されている。

[齊藤 正]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

せい‐か ‥クヮ【正貨】
〘名〙 本位貨幣およびその地金をいう。日本では、本位金貨、金地金、金為替を総称して正貨と呼ぶ。正貨は紙幣、銀行券などに対し、鋳造貨幣のすべてをさしたこともあったが、近代では本位貨幣だけに限定されるようになった。
※太政官布告第五十七号‐明治九年(1876)四月一九日「鑑定を誤り正貨紙幣を断裁したる時は」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

正貨」の用語解説はコトバンクが提供しています。

正貨の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation