@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

歯舌【しぜつ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

歯舌
しぜつ
radula
軟体動物に特有の摂餌器官。餌をかきとる役目をする。ただし二枚貝綱はこれを欠く。舌は咽頭にある筋肉質の口球の内部にあり,クチクラ質の紐状の基底膜の上に小さな多くの歯がやすり状に並ぶ。これを口から突き出して食物をかきとり口内に運ぶ。歯の前端の歯が磨耗すると脱落し,後端から新しい歯舌経がつくりだされていく。歯は中歯,側歯,縁歯に分化して横1列に並び,さらにそれが何重にも前後に並び,わさび下ろしのようになる。歯数は数万に達する種もある。歯舌の歯数や形態は分類系統上重要な特徴である。1横列の歯数 (縁歯-側歯-中歯-側歯-縁歯) は,単板綱は5-1-5,多板綱は8-1-8,掘足綱は2-1-2,腹足綱の原始腹足類は主として∞-5-1-5-∞ (∞は多数を示す) ,中腹足類は2-1-1-1-2,新腹足類は主として1-1-1,頭足綱は1-3-1-3-1である。腹足綱のイモガイ類では歯舌歯が針のように特殊化しており,これを餌となる動物に突刺し,毒を注入して殺して食べる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

し‐ぜつ【歯舌】
二枚貝を除く軟体動物の口腔内にある、やすり状の歯。これで食物をかきとる。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

しぜつ【歯舌】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

しぜつ【歯舌】
斧足おのあし類を除く軟体動物の口腔内にあるやすり状の舌。食物をかきとる働きをする。舌紐ぜつちゆう

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

し‐ぜつ【歯舌】
〘名〙 斧足(おのあし)類以外の軟体動物の口腔内にあるやすり状の歯。食物をかきとる働きをする。無数のキチン質小歯からなり、その排列は分類の重要な基準となる。舌紐(ぜっちゅう)

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

歯舌」の用語解説はコトバンクが提供しています。

歯舌の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation