@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

殺狗記(さっくき)【さっくき】

日本大百科全書(ニッポニカ)

殺狗記(さっくき)
さっくき

中国、明(みん)初の戯曲。徐(じょき)の作。元(げん)の雑劇『楊氏女殺狗勧夫(ようしじょさっくかんぷ)』を南曲に改編したもの。富家の孫華が実の弟の孫栄を疎外し、無頼漢と親しくするのを、妻の楊氏が見かね、殺した犬に人の着物を着せ、裏門に捨てておく。夜遅く酒に酔って帰った孫華は、これに驚き、殺人の嫌疑のかかるのを恐れて、無頼の友に処置を頼むが、取り合ってくれず困惑する。ところが弟の孫栄が危難をも顧みず、死体を背負って、郊外に捨てに行く。孫華は初めて弟の誠意に打たれ、行いを改める、というのがその大筋である。『琵琶記(びわき)』などとともに元末明初の戯曲の傑作に数えられる。元の雑劇に比べて読書人的な雰囲気が濃い。

[岩城秀夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

殺狗記(さっくき)」の用語解説はコトバンクが提供しています。

殺狗記(さっくき)の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation