●母音【ぼいん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
母音
ぼいん
vowel
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デジタル大辞泉
ぼ‐いん【母音】
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ぼ‐おん【母音】
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世界大百科事典 第2版
ぼいん【母音 vowel】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
母音
ぼいん
子音に対する単音の二大分類の一つ。(1)音響的には周期波である楽音、(2)聴覚的には相対的に「聴こえ」が大きく、比較的快感を覚えるもの、(3)生理的には声道におけるいずれの部位にも閉鎖やせばめなどによる障害を伴わないもの、などと定義されるが、これらの分類基準には多くの問題点がある。
調音的観点からの分類はもっとも歴史が古いため、一般に広く利用されており、次の3点が主たる要素に数えられている。(1)舌の位置――「イ、エ」のように口蓋(こうがい)に向かって前舌面が持ち上がるものを前舌(front)、「オ、ウ」のように後舌面が持ち上がるものを後舌(back)、「ス、ツ、ズ」などに含まれる「ウ」のように両者のほぼ中間にあるものを中舌(central)とする。(2)開口度――下あごの開きに応じて小さいほうから順次[i]のような狭(close)、[e]のような半狭(halfclose)、[ε]のような半広(half-open)、[a]のような広(open)の4段階を区別する。(3)唇の形状――[o]のように丸めを伴うものを円唇、しからざるものを非円唇とするが、後者をさらに[i]などのように口唇を積極的に左右へ引くもの(平唇)と、しからざる[a]などのごときもの(非平唇)とに下位区分する説もある。
イギリスのD・ジョーンズが自らの録音を付して公にした「基本母音」をはじめとして、現在外国語教育などにおいてもっともよく利用されている母音図(
)などは、すべて以上の観点から分類されたものである。なお、前述の3点以外にも、種々な付帯的性質によって、(4)口蓋帆を下げることにより呼気の一部を鼻腔(びこう)にも流出させる鼻音化、(5)舌尖(ぜっせん)を歯茎または硬口蓋に向けて持ち上げるか、そり返らせるそり舌化、(6)声帯振動を伴わないように声門を開いて調音する無声化などがあげられる。 一方、音節の頂点形成機能の観点からは、相連続する母音で日本語の愛[ai]のように単一母音が互いに別個の音節を形成する母音隣接(hiatus)と、英語のI[a]のように共に同一の音節を形成する複合母音の別を生ずる( )。このうちで単一母音にはさらに相対的な長さの差によって、戸[to](短母音)と塔[to:](長母音)が区別される。一方、複合母音では二重母音がもっとも一般的で、音節形成上、主副の差を生ずるため、それぞれ音節主音([a])、音節副音([
])と称する。
[城生佰太郎]
『城生佰太郎著、金田一春彦監修『音声学』(1982・アポロン音楽工業社)』▽『服部四郎著『音声学』(1984・岩波書店)』▽『小泉保著『改訂 音声学入門』(2003・大学書林)』
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精選版 日本国語大辞典
ぼ‐いん【母音】
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ぼ‐おん【母音】
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