@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

気候帯【きこうたい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

気候帯
きこうたい
climatic zone
地球を大きく気候の共通性によって区分したもの。地球上の気候は,太陽放射量の分布に大きく左右されるため,古代では緯度平行して熱帯温帯寒帯に分けられた。しかし,実際には水陸の分布,地形などにより区分は複雑になってくる。アレグザンダー・ズーパンは年平均気温が 10℃以下の地帯を寒帯,10~20℃を温帯,20℃以上を熱帯の三つの気候帯に分けた。またウラジーミル・P.ケッペンは,植生の差異を気温と降水量相違に置き換え,熱帯気候乾燥気候温帯気候冷帯気候寒帯気候の 5気候帯に分類した。風系,気団,前線など近代気候学の立場から分類するものもある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

きこう‐たい【気候帯】
地球上の気候分布を、緯度にほぼ平行な帯状の地域に大まかに区分したもの。熱帯温帯寒帯などに分ける。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

きこうたい【気候帯 climatic zone】
地球上の気候分布はマクロスケールで見ると,太陽放射量の分布に大きく左右されて,緯度にほぼ平行な帯状の地域に区分できる。このような気候区分地域を気候帯という。古代ギリシアの学者たちによってクリマータklimataと呼ばれたのがはじまりで,数理気候的には両回帰線によって挟まれた熱帯,回帰線と極圏との間の温帯,極圏内の寒帯に分けられる。また,物理気候的な立場から気温を用いて気候帯を決めたものを温度帯という。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

気候帯
きこうたい

地球上を緯度とほぼ並行して取り巻く類似した気候の地帯。地球上に海陸あるいは山岳がなければ、地表面に到達する太陽エネルギーは緯度によって決まる。このため、気候は緯度によって異なるはずである。この立場から、もっとも単純な気候帯の区分を数理気候帯とよび、南北回帰線の内側を熱帯、回帰線と極圏の間を温帯、極圏より高緯度側を寒帯とする。実際の気候はさらに複雑になるので、ズーパンは1879年に各地の年平均気温から、20℃以上を熱帯、10~20℃を温帯、10℃未満を寒帯とした。またケッペンは1923年に、気候を視覚的に把握できる植生の差に一致するように、温度条件を考慮して区分を行った。このように気候帯の区分は基準の取り方により多様な方法が可能である。気候を成因から考えていく近代気候学の立場からは、ソ連のアリソフB. P. Alisov(1891―1972)が1950年に前線帯の季節変動との関係から、赤道気団地帯、赤道季節風地帯、熱帯気団地帯、亜熱帯地帯、中緯度気団地帯、亜極地帯、極気団地帯に区分した。またドイツのフローンHermann Flohn(1912―1997)は1950年に、降水特性と風系帯から7気候帯に、ドイツのヘイヤーErnst Heyer(1912―1987)は1963年に、大気大循環の季節変動から同様に7気候帯に区分している。

 このようにして設定された一つの気候帯のなかでも、たとえば海岸と内陸、高山など、あるいは年間を通じて多雨、夏に多雨、冬に多雨と降水の年間配分に注目するなど、同一気候帯内での気候の差が明らかになるように細分化されたものが気候区である。

[吉村 稔]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

きこう‐たい【気候帯】
〘名〙 地球上の気候を同じか、または似た状態を示す気候ごとに、緯度と平行な数個の帯域に区分したもの。寒帯、亜寒帯、温帯、亜熱帯、熱帯など。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

気候帯」の用語解説はコトバンクが提供しています。

気候帯の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation