@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

気持(ち)【キモチ】

デジタル大辞泉

き‐もち【気持(ち)】
物事に接したときに心にいだく感情や考え方。「気持ちのこもった贈り物」「お気持ちはよくわかります」
ある物事に接したときに生じる心の状態。気分。感じ。「気持ちのよい朝」「気持ちの悪い虫」
物事に対しての心の持ち方。心がまえ。「気持ちを新たにする」「気持ちを引きしめてかかる」
からだの状態から生じる快・不快の感じ。気分。「気持ちが悪く吐き気がする」
相手に対する感謝の心や慶弔の意などを表す語。ふつう謙遜していうときに用いる。「ほんの気持ちですが」「気持ちばかりの品を送ります」
(副詞的に用いて)ほんのわずか。「気持ち長めに切る」
[用法]きもち・気分ここち――「気持ち(気分、心地)がよい(悪い)」「すがすがしい気持ち(気分、心地)だ」のように、心の状態をいう場合には、相通じて用いられる。◇「気持ち」は心の状態だけでなく、考え方や考えの内容を表す。「どういうつもりなのか、彼の気持ちがわからない」の場合は、「気分」「心地」は使わない。◇「気分」は快・不快、明・暗などの心身の状態を中心に、「とりとめのない気分」「気分がすぐれない」「お祭り気分」「その場の気分を敏感に察する」など、ひろく漠然とした感じや雰囲気の表現にも及ぶ。◇「心地」は、「生きた心地がしない」「天にも上る心地」のような慣用表現として、また「住み心地」「乗り心地」のような熟語として用いられる。◇「気持ち(心持ち)右を向いてください」は、「気持ち」「心持ち」だけの用法である。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

き‐もち【気持】
〘名〙
① 物事に接して、それに対して感じた心の状態。心のあり方。感情。気分。物事に対してどのように感じているかという心の状態や、心のおかれている状態、物事に対する心のもち方などについていう。〔文明本節用集(室町中)〕
※歌舞伎・お染久松色読販(1813)序幕「手前が爰でいちゃつくを見て、身も気持を悪ふ致したわいの」
② からだの状態についての感じ。気分。
※人情本・春色辰巳園(1833‐35)四「今夜はおまへのお蔭で大そうに気持(キモチ)がよいから、呑で見たひヨ」
③ (副詞的に用いて) すこし。ほんのわずか。「気持、右へ寄せて下さい」
※火の柱(1904)〈木下尚江〉三「気持ち背丈が低くて在(い)らしったように思ひますがネ」
[語誌](1)類義の「心持(こころもち)」は一三世紀末に使われ始めたと見られるが、「気持」は遅れて一五世紀末に見え始める。
(2)「心持」は元来、心の持ち方ということで、「気だて」「心がまえ」などの意で使われたが、江戸時代中期以降、物事に際して感じた心の状態の意が主になってからは「心地」の俗語的な表現として会話文に多用されるようになった。
(3)「気持」は、感覚的な心の状態の意であるが、「心持」の主な意味が変わったため、江戸中期以降、類義となり、「心持」より俗語的な感じで使われた。
(4)明治期には「心持」が日常語となって多用されたが、「気持」は俗な感じが強かったため、用例は少ない。
(5)大正期になると「気持」の俗な感じが少し薄れて「心持」と併用されるようになるが、やや改まった場合は「心持」の方が使われた。
(6)昭和期では「気持」が圧倒的に優勢になり、特に第二次世界大戦後は「心持」の使用が大きく減って、現在では若い人の間ではほとんど使われなくなっている。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

気持(ち)」の用語解説はコトバンクが提供しています。

気持(ち)の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation