●気象災害【きしょうさいがい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
気象災害
きしょうさいがい
meteorological disaster
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デジタル大辞泉
きしょう‐さいがい〔キシヤウ‐〕【気象災害】
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世界大百科事典 第2版
きしょうさいがい【気象災害】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
気象災害
きしょうさいがい
気象現象の変動によっておこる災害をいう。気温の著しい低下によって、冬には凍害や寒害が、春秋には霜害がおこる。冬に気温が高いときには、暖冬害もおこる。降水量が過多になれば水害を引き起こし、冬は豪雪となって、社会に多大な害を与える。強い風は風害となって、建造物などを破壊するばかりでなく、乾風害や潮風害となって農作物に害を及ぼす。また海上の強風は大波をおこし、海難や港湾を破壊する原因となる。湿度の低下は、異常乾燥を引き起こし、火災発生の原因となる。そのほか落雷、雹(ひょう)害、濃霧による交通事故など、それぞれの気象要素の変動による害は多い。しかし個々の気象要素というよりも、総合された気象要素がその原因となっている気象災害も多く、強風と豪雨による台風災害、低温と日照不足による冷害、少雨と強い日射による干害などはその例である。また気象病のように気象がその誘因として作用する障害も多い。
大気汚染も、気象が直接の原因ではないが、海陸風の消長やオゾンなど、気象が大きく関連するので、気象災害の分野で扱うことが多い。また最近、世界的な気象の変動の結果、異常気象が大きな問題になってきている。これはアフリカの飢餓や世界の食糧や飼料の生産に大きく影響している。今後、この気候の変動の動向を、気象災害上の大きな問題として注目する必要がある。
[安藤隆夫]
『高橋浩一郎著『気象災害論』(1966・地人書館)』▽『畠山久尚編『防災科学シリーズ1 気象災害』(1966・共立出版)』▽『倉嶋厚・青木孝著『防災担当者のための天気図の読み方』(1976・東京堂出版)』▽『朝倉正著『異常気象に備える』(1981・日経新書)』▽『宮沢清治著『現代の気象テクノロジー3 防災と気象』(1982・朝倉書店)』
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精選版 日本国語大辞典
きしょう‐さいがい キシャウ‥【気象災害】
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