●水平【スイヘイ】
デジタル大辞泉
すい‐へい【水平】
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精選版 日本国語大辞典
すい‐へい【水平】
〘名〙
① 水の傾きによって物の斜度をはかる器具。水準。水ばかり。みずもり。〔通典‐兵部・水平及水戦具附〕
② 静止した水面のように表面が平らなこと。また、あがりさがりのないこと。
※舎密開宗(1837‐47)内「極て乾燥する壜管に盛り或は管に納て煮れば湿気乾浄して
面乃ち水平を為す」

③ 地球の重力の方向と垂直であること。
※不思議な鏡(1912)〈森鴎外〉四「そのうち水平(スヰヘイ)に働いてゐた磁石力が、忽ち斜に下へ吸ふのを感じた」
※招魂祭一景(1921)〈川端康成〉「右肩の子は右の手脚を、左肩の子は左の手脚を、ぴんと水平に拡げると、客の拍手が起る」
④ なみ。ふつう。
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一「その升降ともに、各々その自己の水平に至ことを求むるなり」
⑤ 「すいへいせん(水平線)」の略。
※将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉五「マゼランが水平に明滅するの南極星の微光を其頼みとなし」
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