●水彩【すいさい】
世界大百科事典 第2版
すいさい【水彩 watercolor】
水絵(みずえ)とも呼ばれ,水溶性の顔料を使って描いた絵画をさす。アラビアゴムなどを混入して練り合わせた顔料を水で溶かして使うが,水溶性の顔料という点だけに注目すれば,古代エジプトのパピルスに描かれた絵,イランやインドのミニアチュール,あるいは日本画,中国画なども広義の水彩ということになる。しかし一般には西洋でとくに18世紀以降に発達した技法ないしジャンルをさす。筆を使い,有彩である点は油彩に似るが,水で溶かして紙に描くという軽便性はデッサン的な要素といえる。
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精選版 日本国語大辞典
すい‐さい【水彩】
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デジタル大辞泉
すい‐さい【水彩】
1 水で溶いた絵の具で彩色すること。
2 「水彩画」の略。
2 「水彩画」の略。
出典:小学館
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