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永久凍土【えいきゅうとうど】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

永久凍土
えいきゅうとうど
permafrost
土壌または風化層のすきまに含まれる水分が凍結し,全層を岩石のように固化させている部分を凍土といい,凍土の存在する地帯ツンドラという。地下の深部では温度が年間を通じて一定に近くなるが,これが氷点下であると凍土が永久に融解しない。これを永久凍土といい,その分布は年平均気温が氷点下の地域とほぼ一致している。気温が0℃をこえる季節には地表付近の凍土は融解するが,永久凍土の層より下方への水分の浸透は不可能であるから,地表の土壌は排水不良のためグライ層泥炭で特徴づけられるツンドラ土となっている。永久凍土の厚さは数mから数十m,ときには数百mに達するものも知られており,シベリアカナダアラスカ北部に広く分布する。南半球ではチリの南端付近に限定されている。永久凍土はきわめて固く凍結しているが,重量建造物を支える力はないうえに,除去することは一層困難なので,建築,土木工事にとって大きな障害となる。また春の融雪季に河川への集水量を急増させる原因となり,洪水を引起す。

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デジタル大辞泉

えいきゅう‐とうど〔エイキウ‐〕【永久凍土】
一年じゅう地中温度がセ氏零度以下で常に凍結している土地。シベリア・カナダ・グリーンランドに広く分布。

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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岩石学辞典

永久凍土
永続的に凍結した土地[Muller : 1947].pergelisol, tjaeleと同義.ペルゲリソン(pergelison)[Bryan : 1946].

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

えいきゅうとうど【永久凍土 permafrost】
少なくとも連続する2冬とその間の1夏を含めた期間より長い間,凍結状態にある土のこと。冬に気温が0℃以下になると土が凍る。ひじょうに寒い所では凍った土が夏に溶けきらないうちに,次の冬がやってきて,再び地面から凍り始め,下の凍土につながる。そして凍土の温度が下がり,さらに下方へと凍結が進む。溶けたり凍ったりするのは,ごく表層の活動層だけで,その下には永久に溶けることのない土,永久凍土がある。その分布は現在,シベリア,アラスカ,カナダ北部,中国奥地に広くひろがり,面積は21×106km2で,地球上の全陸地の14%を占める。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

えいきゅうとうど【永久凍土】
夏をはさんで二冬以上、凍結している地表の土壌。寒帯気候のもとにみられ、厚さが100メートル 以上に達している地域もある。 → ツンドラ

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

永久凍土
えいきゅうとうど
地温が夏の間も高くならず、少なくとも1年以上連続的に0℃以下の地温状態を保っている土壌や岩石。パーマフロストpermafrostともいう。北極を中心とするカナダ、アラスカ、シベリアなどの高緯度地域と南極大陸に広く分布し、その全面積は全陸地面積の23%(約3500万平方キロメートル)に及ぶ。永久凍土のある地域では、夏に地表面付近がわずかに溶けるだけで、地下はつねに凍結しているため、周氷河地形とよばれる独特の地形が発達する。永久凍土地域の植生は一般に貧弱で「ツンドラ植生」とよばれる。永久凍土の厚さは最大で600メートルにも達することがある。永久凍土は気候の寒冷な高山でもみられ、日本では富士山頂と北海道の大雪山で発見されている。[小野有五]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

えいきゅう‐とうど エイキウ‥【永久凍土】
〘名〙 気候区分のほぼ寒帯地域に分布する、摂氏零度以下を保冷する地層。グリーンランド、南極大陸などの一年中氷雪にうもれた、不毛の無居住地を構成する。

出典:精選版 日本国語大辞典
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