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【あせ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


あせ
sweat
汗腺からの分泌物。汗腺にはエクリン腺アポクリン腺の2種類があるが,人間の汗はエクリン腺からの分泌液で,99.5%が水分。そのほか食塩,乳酸,尿素などを含み,体温調節および排泄機能に関与する。アポクリン腺は中性脂肪脂肪酸コレステロールなどを含むを分泌し,体臭と密接な関係がある。ただし,人間以外の哺乳動物ではエクリン腺は趾にしか存在せず,ウマなどの汗はすべてアポクリン腺から分泌される。

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かん
カガン(可汗)」のページをご覧ください

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デジタル大辞泉

あせ【汗】
皮膚の汗腺(かんせん)から分泌される液。水と、微量の食塩尿素などからなり、皮膚の乾燥を防ぎ、また、体温の調節をする。興奮・恐怖などの精神的影響からも手のひらや足の裏などに分泌する。「が吹き出す」「にまみれる」「をぬぐう」「が引く」「手にを握る激しいレース」 夏》
物の表面に、内部からにじみ出たり、空中の水蒸気が凝結したりしてつく水滴。「グラスがをかく」
[下接語]脂汗大汗玉の汗血の汗寝汗鼻汗一汗冷や汗

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監修:松村明
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かん【汗】[漢字項目]
常用漢字] [音]カン(漢) [訓]あせ
〈カン〉
あせ。あせをかく。「汗顔汗牛充棟発汗流汗冷汗
中国の北方民族の首長の称。可汗。「成吉思汗(ジンギスかん)
[補説]2はkhanの音訳字。
〈あせ〉「汗水脂汗寝汗
[難読]汗疹(あせも)汗衫(かざみ)盗汗(ねあせ)

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かん【汗】
《khanの音写》「ハン」に同じ。

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栄養・生化学辞典

 汗腺から分泌される液体で,塩化ナトリウムを含み,pHは普通4.5〜7.5の範囲にある.

出典:朝倉書店
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デジタル大辞泉プラス

1930年公開の日本映画。監督:内田吐夢原作小林正撮影:松沢又男。出演島耕二、吉井康、滝花久子ほか。

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世界大百科事典 第2版

あせ【汗 sweat】
汗は古くは皮膚にある無数の小孔から体液がしみ出すものと考えられてきたが,1833年にJ.E.プルキンエらによって特殊な分泌腺(汗腺)が皮膚に存在することが明らかとされて以来,科学的研究の対象となったが,その後の研究の進歩は遅々たるものであった。1920年ころになって,久野寧がモンゴル地方に自生するマオウの発汗作用の研究をきっかけとして,系統的に広範な研究を重ねた結果,発汗機能について多くの基本的事実が見いだされ,発汗生理学が初めて学問的に体系づけられるに至った。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

かん【汗】

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日本大百科全書(ニッポニカ)


あせ

汗腺(かんせん)からの分泌物をいう。99%以上が水で、残りの大部分は食塩、ほかに尿素や乳酸などが含まれる。つまり汗は希薄な食塩水ともいえる。また諸分泌液中でもっとも希薄な液体である。食塩濃度は0.3~0.9%で発汗の程度によって著しく異なり、普通は約0.65%であるが、大量に発汗するほど濃くなって0.9%にも達する。これは、分泌時に体液の食塩濃度に近いものが、汗腺の導管内で再吸収されるわけで、汗が大量に流れた場合には再吸収が十分に行われなくなるためである。汗の分泌量は1日600~700ccであるが、盛夏、筋肉労働や激しい運動をすると10リットルにも達する。このようなときは体外に失われる食塩もかなりの量になるので、水とともに食塩の補給も必要である。なお、熱帯地方の永住者では汗の食塩濃度がきわめて低く、また、いつも食塩濃度が高めの人は熱射病にかかりやすい。

 汗のおもな機能は、皮脂とともに皮膚の乾燥を防ぎ、その表面を正常に保つほか、とくに重要なものは蒸発熱の放散による体温の調節である。皮膚からの体熱の放散は全体の70~80%にも達する。

 汗腺から汗を分泌することを発汗という。発汗はその原因から温熱性発汗と精神性発汗に分けられる。

 温熱性発汗は体温調節に関与する汗で、気温の高いときや筋肉運動によって熱産生が高まったときにおこる。この発汗は手のひらや足の裏を除く全身におこる。急に温度や湿度が高くなると発汗しやすく、また同じ温度刺激でも夏季は冬季より発汗しやすい。小児では春、夏ともに似たように発汗するが、成人は夏季になると発汗量が多くなり、小児の発汗量に近づく。小児の体表面積は体重に比して大であり、多量の汗が蒸発して熱を奪うため、成人ではみられないが、体温が発汗中に下がるので、とくに春季には睡眠中に適度の保温が必要となる。

 精神性発汗は精神的または感覚的刺激によっておこり、手のひら、足の裏、わきの下だけに現れる。外界の温度には関係なく、手に汗を握るとか、冷や汗をかくといわれるものがこれである。精神性発汗により手のひらや足の裏に湿りを与えて手足の働きを容易にするということは、力仕事などに着手しようとするとき手に唾(つば)するのと同じ意味をもつ。

 発汗は皮膚を圧迫すると抑制されるが、とくに半側発汗といい、体の左右どちらか一側に圧迫を加えると、その側の発汗が抑制され、他の半側の発汗が増進する。このことから、夏季就寝時には横向きに寝るのが効果的といえる。また、酸味や辛味などの味覚刺激によっても顔面に発汗がみられることがあり、味覚性発汗とよばれる。なお、温熱性発汗の潜伏期は長いが、精神性発汗のそれは短く、すぐに発汗がおこるので、うそ発見器にも利用される。

 一般に、汗が流れ出るほど温熱性発汗が盛んなときでも、精神的刺激が加わると発汗が抑制される。夢中になると暑さを忘れるという現象である。たとえば、大相撲の7月場所で、力士が勝負中はそれほどでなく、立ち上がる前や勝負後に盛んに汗を流すことは、テレビでよく観察される。また、全身に発汗しているとき、体の一部を冷却、たとえば両足をバケツの中の冷水につけたり、首の後ろを冷やすと、全身の発汗が抑制される。

 汗腺はその分泌様式からアポクリン腺とエクリン腺に分けられる。いわゆる汗は全身に分布するエクリン腺の分泌物である。汗腺の数は日本人では200万~500万であるが、実際に汗の分泌を行う能動汗腺は180万~275万で、その分布は手のひらと足の裏にもっとも密で、ついで前額に多い。

 発汗の程度には個人差があり、ほとんど汗をかかない人から、汗かきといわれる人まである。これは感覚的な面もあるが、主として脳の発汗中枢の興奮性によるものである。発汗中枢は脊髄(せきずい)にあり、上位中枢は間脳底部の視床下部で、ここで他の自律神経機能と連絡し、体温調節が行われている。また発汗中枢は、運動中、睡眠中、解熱後に興奮性が高まる。運動中に発汗量が増すのは、中枢の興奮のほか、血液量の増大によって汗の分泌量が増加することにもよる。また睡眠中に汗をかくのは、幼児では日常的にみられるが、成人でもよく経験する。室温が高ければ全身の温熱性発汗は睡眠によって誘発され、精神性発汗は減退する。これは、温熱性発汗中枢に抑制的な作用を及ぼしている発汗制止中枢と、精神機能によって覚醒(かくせい)中、絶えず刺激されている精神性発汗中枢は、ともに睡眠中にはその緊張が解けるので温熱性発汗中枢のほうは感受性が高まることになるためである。このことから、室温とは関係なく、睡眠中は手のひらの発汗が止まるので、手のひらが乾いていなければ、狸(たぬき)寝入りということになる。また、なんらかの理由で覚醒中は発汗しない程度に発汗中枢の感受性が高められているときは、睡眠によって一段と感受性が高まり、いわゆる寝汗をかくことになる。

 温熱性発汗は出生後数日から始まり、精神性発汗は1~3か月から始まる。これは、中枢の発達が低級部分(間脳)から高級部分(大脳皮質)に進むことから理解される。

 なお、汗腺の神経支配は交感神経であるが、神経線維は副交感神経と同じコリン作動性であり、アトロピンにより分泌が抑制され、ピロカルピンによって促進される。

[真島英信]

『久野寧著『汗の話』(1963・光生館)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

あせ【汗】
〘名〙
① 動物の皮膚上にある汗腺(かんせん)からの分泌物。主成分は塩分、尿(にょう)酸、尿素、アンモニアなど。体温調節および精神的緊張などで出る。《季・夏》
※西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)九「年少くして白き髪生ひ、汗(アセ)多く及瞋り多く、聰明にして夢に火を見む、斯の人は是れ熱性なりといふ」
② 一般に、温度差などによって器物の表面などに生じる水滴。
※両足院本山谷抄(1500頃)一「竹をあぶりて汗をだいてふだにして物をかくぞ」
③ 労働などによる苦しみを比喩的にいう。
※駅夫日記(1907)〈白柳秀湖〉一五「小作人の汗と、株の配当とで生活するのは人間の最大罪悪だ」
④ 船倉内の積み荷などに生じる水滴。
⑤ 血のことをいう、伊勢斎宮・賀茂斎院の忌み詞。女房詞。
※皇太神宮儀式帳(804)「亦種種の事忌定給き〈略〉。血を阿世と云」

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あせ‐・する【汗】
〘自サ変〙 あせ・す 〘自サ変〙 汗を出す。たいへんな労力をはらうとき、心が緊張したりするときなどにもいう。〔文明本節用集(室町中)〕
※牛肉と馬鈴薯(1901)〈国木田独歩〉「先づ僕が自己の額に汗して森を開き林を倒し」

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かん【汗】
〘名〙 モンゴル、トルコ諸族の統治者の称号。ハン。可汗。
※新論(1825)守禦「鄂羅汗伯得勒者」 〔新唐書‐太宗本紀〕

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ハン【汗】
〘名〙 (khan) =かん(汗)

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旺文社世界史事典 三訂版


かん

出典:旺文社世界史事典 三訂版
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