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決闘【けっとう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

決闘
けっとう
Poedinok
ロシアの作家 A.クプリーンの長編小説。 1905年発表。日露戦争直前の南ロシアの一連隊に勤務し,軍隊生活の非人間性に疑問をいだいたロマショフ少尉は,ライサ夫人との恋愛遊戯に終止符を打ち,ニコラエフ中尉の夫人シューロチカとの純粋な愛に生きようとする。シューロチカも夫を愛していないと告白するが,2人の関係を知った中尉は,将校たちの集りの席で少尉と口論する。将校会議は2人に決闘することを命じる。シューロチカは2人に形式的な決闘をするようにすすめるが,中尉は妻との約束を破って少尉を射殺する。若い少尉と人妻との恋愛を軸に,軍隊生活の不合理さと戦争の無意味さとをリアリスチックに描き出した作品。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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決闘
けっとう
duel
果たし合い。解決しがたい争いごとや遺恨のあるときなどに,相互に約束し合った方法で闘争し,その勝負によって決着をつけること。日本では 1889年決闘罪が制定され禁止となった。西ヨーロッパでは 11~12世紀頃,裁判の判決に異議ある場合認められた。また 16世紀後半のフランスでは,名誉のための決闘がしばしば行なわれていた。 (→敵討〈かたきうち〉)

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デジタル大辞泉

けっ‐とう【決闘】
[名](スル)
個人間での名誉の侵害や遺恨などから起こった争いを解決するため、取り決めた方法で闘い、勝負をつけること。果たし合い。
勝敗を決める戦い。
「今ぞ正邪両党の巨魁が死生の―なり」〈竜渓経国美談

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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デジタル大辞泉プラス

決闘
赤川次郎の長編青春ロマン。1989年刊行。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

けっとう【決闘】
武器をもってする闘争で,当事者が合意していること,原則として1対1であること,なんらかの形式手続をそなえていることを特徴とする。現在ではどの国でも法的に禁止されているが,中世には裁判手続の一環として公的な性格を帯びることもあった。紛議を決闘で解決する風習はゲルマン起源で,民族移動によって西欧に拡大し,さらにノルマン征服によってイギリスに導入された。501年のブルグント王勅令は決闘を認めているし,858年教皇ニコラウス1世は決闘を正当かつ適法の闘争とした。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

けっとう【決闘】
( 名 ) スル
恨み・争いなどに決着をつけるため、あらかじめ定めた方法で、生命を賭けてたたかうこと。果たし合い。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

決闘
けっとう
憎悪や不和、あるいは栄光や名誉回復のために、相互の同意により、あらかじめ打ち合わせたルールを遵守して行われる闘争のこと。一般の決闘は、本人あるいは代表者による1名対1名でなされるが、1名対数名、あるいは数名対数名の場合もある。また決闘にはそれぞれの文化でのルールがあるが、証人・介添人の立会いをもって行われるものが多い。決闘の原型は、個人間の紛争を格闘によって解決していたゲルマン民族の風習とされているが、それが神の審判として合法化されたのは西ヨーロッパ中世である。すなわち「裁判上の決闘」とよばれるもので、神は正しいほうに味方するという信念のもとに、決闘は神の審判と考えられた。ただし決闘の有資格者は、封建社会なので貴族や自由人に限られていた。こうした決闘は10~12世紀のヨーロッパで全盛時代を迎えたが、1215年ラテラン公会議で禁止された。さらに1258年のルイ9世の勅令によっても禁止された。しかし決闘はそれでも絶えることなく続き、15世紀の終わりごろからフランスで「名誉のための決闘」が生まれ、とくに上流社会の人々の間で盛んに行われた。
 決闘での武器は剣、フランス革命以後はピストルも現れたが、両者平等の条件で争うことが前提なので、剣を細身のまっすぐな三角の刃に規定するとか、ピストルならその種類や弾丸の数あるいは距離を互いに歩数でどの程度とるかなど、決闘上のルールや作法、あるいは服装さえも規定された。
 こうした決闘はヨーロッパからアメリカにも及び、ここでもとくに開拓時代しばしば行われた。日本では、戦国時代から江戸時代にかけての武士の果たし合いがこの決闘に相当するが、後年は博徒(ばくと)や侠客(きょうかく)の間で流行した。現代では決闘は、法律で禁止されている。[犬馬場紀子]
 決闘の風習や考え方は、ヨーロッパ以外の諸社会においても、近代以前に広くみられた。これらの社会では、犯罪への報復的制裁の手段として、決闘が制度化されている場合もある。オーストラリア先住民の間では、違法行為者の血を流すための闘いが行われた。グリンガイ人では、いちばん近くの武器を手にして闘う風習があり、重罪の場合、盾を持った加害者が、被害者側の投げ付ける多くの槍(やり)のなかに立つ。クルナイ人でも、呪(のろ)い殺されたとされる者の親族の者は、告発された者と殴り合いを行う。これらの決闘は普通一定の手続・規制にのっとり、部族の人々の見守るなかで行われる。決闘の慣習は、社会が無制限の報復から無秩序に陥るのを防ぐ手段の一つとなっていた。[田村克己]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

けっ‐とう【決闘】
〘名〙
① 勝敗を決するたたかい。
※日本外史(1827)六「与其為一身万民、寧各以単騎決闘、決雌雄」 〔後漢書‐呂布伝〕
② 遺恨または解決しがたい論争などがある場合、日時、場所などを取り決めて武器または腕力で勝負を決定すること。現在、各国で禁止。日本では、明治二二年(一八八九)の「決闘罪に関する件」で処罰の対象となった。
※討論・決闘論(1881)「原〈略〉夫れ決闘即ち果合なるものは古来我邦にも之れありて」

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