@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

沈降【ちんこう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

沈降
ちんこう
sedimentation
均一に分散したコロイド粒子などが,重力や遠心分離作用などによって,ブラウン運動による粒子の拡散作用との均衡が破れて沈殿したり,不均一になること。この現象は粒子と溶媒との界面における濡れやすさと大きな関係がある。有極性の表面をもつ粒子は有極性の溶媒中で濡れやすく,均一分散しやすくなる。逆に無極性の表面をもつ粒子は有極性の溶媒中では粒子を濡らしにくく,沈降が起きやすい。後者の例として河川で運ばれた土砂微粒子が,河口で塩水にあい,沈降して三角州をつくる現象がある。 (→沈降速度 , 沈降平衡 )

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

沈降
ちんこう
subsidence
陸地が海面に対して相対的に下降する現象。地盤運動の一種隆起に対する地形用語。地盤運動がなくても,海面が陸地に対して上昇すれば同様の結果を生じる。沈降によって生じた海岸地形沈降海岸といい,リアス海岸のような複雑な海岸線をもつ場合が多い。陸地が海水浸入によって海面下に位置するようになることを沈水というが,沈水と沈降とは必ずしも一致しない。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ちん‐こう〔‐カウ〕【沈降】
[名](スル)
土地などが、沈み下がること。沈下。「地盤が沈降する」
沈んで下にたまること。沈殿。「赤血球の沈降速度」

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ちんこう【沈降 sedimentation】
大量の液体中に微小粒子を混合してよくかきまぜ,粒子を液体中に均一に分散させたのち,混合液を容器中で置すると,粒子の密度が液体の密度より大きければ粒子は重力によりに沈み,容器上方には粒子を含まない上澄み液ができてくる。この現象を沈降といい,気体中の粒子や液滴の場合でも同様である。沈降現象を起こす推進力は重力,粒子と液体との密度差,粒子の大きさなどであるが,このほかに遠心力,静電力を受けた粒子が流体中を移動するのも広い意味で沈降と呼ばれる。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

沈降
ちんこう

地殻あるいは地表面が、周辺地域よりも相対的に下降する運動、または下方にたわむ運動。側方への動きはないか、またはほとんど伴われない。沈降が広い範囲に大規模に生じると、地溝帯や堆積盆地などを形成する。逆に相対的に上昇することを隆起という。

[村田明広]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ちん‐こう ‥カウ【沈降】
〘名〙
① 下方に沈んでいくこと。また特に、土地などが沈み下がること。沈下。
※日本風景論(1894)〈志賀重昂〉一「日本海岸の土地は沈降若くは減少する所多し」
② 沈みよどむこと。沈殿。
※舎密開宗(1837‐47)内「他酸に溶解する銀液に塩酸を加ふれば、其塩酸銀に和して塩酸銀と為て沈降す」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

化学辞典 第2版

沈降
チンコウ
sedimentation

分散系において,分散相の密度が分散媒の密度より大きいときに,重力のもとで沈下する現象.その密度の差が小さいときや分散粒子が小さいときには沈降速度が小さくなり,ブラウン運動による拡散速度に匹敵するようになると,事実上,沈降が認められない状態になる.これを沈降平衡という.分散相の密度のほうが分散媒の密度より小さい場合には,重力の方向とは反対に浮き上がるが,力学的には方向が反対になるだけで沈降と同様の法則に従う.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

栄養・生化学辞典

沈降
 →沈降分離

出典:朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

沈降」の用語解説はコトバンクが提供しています。

沈降の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation