●沖つ潮【おきつしお】
精選版 日本国語大辞典
おきつ【沖つ】 潮(しお)
枕 (沖を流れる潮、沖の潮の意)
① 沖を流れる潮が高いというところから「高し」と同音の地名「たかし」にかかる。
※按納言集(1186‐87頃)「おきつしほたかしの海の夕霞いつか浜名のはしもみゆ覧」
② 沖の潮がさしてくるというところから「差す」の連用形「差し」と同音の地名「さしでの磯」にかかる。
※按納言集(1186‐87頃)「おきつしほさしでの磯の浜千鳥風さむからし夜半に友よぶ」
出典:精選版 日本国語大辞典
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