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沖言葉【おきことば】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

沖言葉
おきことば
漁師などが海上で使用する忌言葉をいう。古く蝦夷地松前藩のにしん場には7つの忌言葉があって,これを犯した者は厳罰に処せられたという記録がある。この習俗は全国的なもので,忌まれる言葉にもおおよそ共通点がみられる。山言葉に比べてその数は少いが,へびを長モノ,さるをエテコウという沖言葉はほとんど全国共通で,そのほか牛,猫も忌まれることが多い。沖言葉を使用するのは,忌まれている言葉を使うと船霊 (ふなだま) 様に嫌われて漁が少くなるなどと考えられている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

おき‐ことば【沖言葉/沖詞】
漁師や船乗りが海上で使うことを忌む言葉。転じて、その代わりとして使う言葉。「ながもの()」「こまもの(イワシ)」「えびす()」などの

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

おきことば【沖言葉】
元来は船乗りや漁師が海上で使用するのを忌んだ言葉をいうが,今日ではその代りに用いられる言葉をさすことが多い。主に,死などの縁起の悪い言葉および四足動物や蛇,鯨のような神聖視される動物の名前が沖言葉とされ,これを口にすると不漁転覆などの不幸を招くと信じられている。“去る”に通じる猿および蛇を忌むのは全国的で,猿をエテコウ,蛇をナガモノとよぶのが普通である。その他,猫をヨコザ,牛をタワラゴ,熊をヤマノヒト,鯨をエビスなどといい,猟師の使う山言葉と共通するものもある。

出典:株式会社平凡社
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