●没落【ボツラク】
デジタル大辞泉
ぼつ‐らく【没落】
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精選版 日本国語大辞典
ぼつ‐らく【没落】
〘名〙
① (━する) 城や陣地などが敵に奪われること。
※太平記(14C後)一〇「六波羅没落(ボツラク)して」
② (━する) 戦いに負け、国や家が滅亡して、さすらうこと。また、罪科をのがれて地方へ下ること。
※神皇正統記(1339‐43)下「平氏力をおとし、主上をすすめ申て西海にぼつらくす」 〔唐律釈文〕
③ (━する) 勢いを失うこと。落ちぶれること。また、破産すること。
※日葡辞書(1603‐04)「サカンナル モノモ ツイニ botracusu(ボツラクス)」
④ (━する) 大きな物が落ちて沈むこと。
※シベリヤ物語(1950‐54)〈長谷川四郎〉馬の微笑「ある家の如きはその直ぐ縁にのめりかかって立っていて、危く水中への没落を免れていた」
⑤ 相手をののしっていう語。
※滑稽本・続膝栗毛(1810‐22)初「放け出せ。コナ没落めが」
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